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冬の気象災害に備えよう!寒い時期ならではのリスクとは

防災ニッポン

冬の災害は交通機関にも大きな影響を与えます。特に雪が少ない地域は雪道に慣れていない人も多く、1cm程度の積雪だけでも交通事故や転倒事故などが多く発生します。さらに積雪が増えると飛行機、電車などの公共交通機関も止まります。

また低温も冬ならではの災害です。特に大雪や暴風などによって停電が発生すると、暖房器具の使用ができなくなります。そうなると自宅にいても低体温症によって凍死する可能性があるのです。
ほかにも避難所生活や屋外で災害に巻き込まれた場合なども低体温症のリスクが高まります。

冬の気象災害に巻き込まれないためには、屋内で過ごすのが安全です。その上で停電時も加味した、寒さ対策をしっかり行っておくのが防災のポイントになります。

冬の時期に備えておきたい防災グッズ

ここでは、冬の時期に備えておきたい防災グッズを紹介します。特に備えておきたいものは寒さ対策と停電時対策のグッズです。

まずは寒さ対策に役立つものを紹介します。

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・カセットコンロ、カセットガスボンベ
・使い捨てカイロ
・電気がなくても使える石油ストーブ
・湯たんぽ
・アルミブランケット
・防寒着(ウィンドブレーカー、帽子、手袋、靴下など)
・発熱剤(モーリアンヒートパック、生石灰発熱剤)
・寝袋

次に冬の停電時に使えるものを紹介します。

・ポータルブル電源
・発電機
・懐中電灯
・モバイルバッテリー
・電池や電源がなくても使える防災ラジオ

そのほか、暖房が使えてシガーソケットから電気を供給できる車も防災に重宝します。冬は車のバッテリーが上がりやすいため、バッテリー点検をこまめに行い、ガソリンは常に半分~4分3以上あるように給油しましょう。

大雪への備えについては過去の記事も参考にしてください。
大雪災害に備えよう!事前の気象情報活用で対策を万全に

冬の防災は寒波がやってくる前に終わらせる

冬の災害の怖いところは、一度寒波がやってくると雪や寒さが数日以上にわたって続くことです。特に日本海側では連日のように雪予報となり、何日も大雪を降らせることがあります。災害が長期化しやすいのも冬災害の特徴の1つです。

また、世界的に見ると異常気象と呼ばれるような大寒波がたびたび発生しています。最近だと、以下のような地域で異常気象と呼ばれる寒波が発生しています。

・2013年12月~2014年1月の北米の寒波
・2017年1月の欧州~ロシア西部の寒波
・2019年2月のカナダ~米国北部の寒波

いずれも記録的な低温です。そして、日本でも経験のないような寒波による災害が発生する可能性があります。災害級の寒波がやってくると、寒さ対策グッズや防災用品などが手に入らなくなる恐れもあるでしょう。

そうならないためにも、本格的な冬がやってくる前に、災害に備えて防災グッズのチェックを行い、災害が発生したときの対応や対策などを家族で話し合っておきましょう。

〈執筆者プロフィル〉
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

<関連する記事はこちら>
猛烈な低気圧がもたらす冬の嵐!台風並みの警戒春先まで必要に

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