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「口喧嘩はよくしたが…」娘が母に決して弱音を吐かない理由

幻冬舎ゴールドライフオンライン

嫁ぎ先で感じた孤独、自身の病気、信頼していた人からの裏切り……。人生の苦難を乗り越え今日まで生きてきた著者が、愛猫・みゅうと綴る、時に寄り添い、時に励ましてくれる、やさしい詩とエッセイ集。 ※本記事は、松本美砂子氏の書籍『今だから楽に生きましょうよ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

【前回の記事を読む】「お母さんの目が見えなくなったら僕がサリヴァン先生になってあげる」

教え

母は「綺麗な人になる為には汚い所を掃除しなさい」と言った。

そして私はトイレの掃除をした。

「ため息は本当に辛い時につきなさい」

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母のこの言葉からか、私は本当にため息をつかない。

本当に疲れた時は声も出ない。

「食べれないと思う物は最初から手をつけない事。食べるのなら最後まできちんと食べなさい」

私は長女がお腹に入っていた時、つわりが長く何も食べれない日々が続いた。やっと行ったレストランで頼んだナポリタンは、ほぼ食べる事が出来なかった。コックさんがやって来て「お口に合いませんでしたか」と言われた時には、本当に申し訳ない気持ちだった。

「絶対に死んではだめ」

この言葉をいつ、どのタイミングで言われたのだろう。子供の頃は、口喧嘩はよくしたが、私は、母に弱音を吐いた事がない。嫁いで母と電話で話をしていた時、私の声が沈んでいたのだろう、母から「元気がないわね、何かあったの」と尋ねられた。母に訳を話すと、母は悲しい声で「それじゃ、ママと一緒じゃない」と大変嘆いた。

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