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柳楽優弥、「ガンニバル」現場は“ディズニー感”なし「ミッキーマウスに会えて、実感沸いた」

MOVIE WALKER PRESS

2023年に100 周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが、今後公開予定の劇場公開作品とアジア太平洋地域(APAC)における動画配信作品を発表するイベント「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」が11月30日からシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで開催中だ。

Disney+(ディズニープラス)の「スター」で配信される、日本発オリジナルシリーズ「ガンニバル」(12月28日独占配信)より、主演の柳楽優弥と片山慎三監督が記者会見に出席。雨季のシンガポールに滞在することとなったが、柳楽は「到着した時、雨がすごかったんですが、そのあと虹がかかっているのが見えて…歓迎されているみたいに感じました」と笑顔を見せた。

累計発行部数200万部を超える二宮正明が放つ衝撃のサスペンスコミックを原作に、戦慄のヴィレッジ・サイコスリラーが展開する本作。主人公の警察官、阿川大悟役を柳楽優弥が務め、供花村(くげむら)を支配する後藤家次期当主、後藤恵介役を笠松将、大悟の妻、阿川有希を吉岡里帆が演じるなど、豪華演技派俳優陣が脇を固めている。

柳楽は「漫画っぽいかっこいいアクションというよりは、生々しい、『喧嘩ってそいういう感じだよね』というリアリティのあるアクション。僕が演じた警官は柔道を習っているという設定なんですが、僕も武道を10年以上習っているので、うまくキャラクターと重なった」と語る。

既存のスリラー作品と異なる点として「ほかの地域から隔絶された村であるところ」を挙げた片山監督。水に囲まれ孤立しているようなビジュアルが印象的だが、長野・伊那市入笠高原牧場内にあるアラスカの森など、ロケーションにこだわったそう。

片山監督はディズニープラスを通して世界配信される意義について、「日本のマーケットは国内向け作品が大多数で、世界の市場で売ろうとしても難しい状況が続いている。国内は国内で、アニメーションが人気で、実写映画の興行的に苦しい状態。いかに世界の皆さんに観てもらえるものを作れるのか、考える時期に来ていると思います。韓国で作品を撮った是枝裕和監督や三池崇史監督のように、そういった動きがどんどん増えていくと思います」と熱弁。

柳楽は「参加していて、日本国内に向けての作品作りではないんだな、と感じた。自分自身も、世界レベルの作品により意識を向けました」としつつも、「5か月間の撮影はもちろん充実していたんですが…”ミッキーマウス感”は感じない現場だったんです(笑)。『ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022』に参加させてもらってミッキーに会って、やっとディズニープラスだという実感が沸いてきている、いま一番楽しいです!」と大きな笑顔を見せた。

この「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2022」では、スターはもちろんマーベル・スタジオ、ルーカスフィルム、ピクサーなどの新作ラインナップも発表されており、現地の記者から「マーベルヒーローを演じてみたいですか?」と問われた柳楽は、「本当に出たいですね」と答えた。

『誰も知らない』(04)で、当時14歳の柳楽優弥を俳優業に導いた是枝裕和監督からメールが届いた時のエピソードを明かすと、会場からはどよめきが。「3~4年前に、是枝裕和監督がロサンゼルスでディズニー作品を手掛けるデザイナーと話した時に、『ベイマックス』の主人公であるヒロのビジュアルは、『誰も知らない』からインスピレーションを受けたという話を聞いたそうです。その(是枝監督からの)メールを見た時は感動しました」。マーベル・コミックが原作のアニメーション映画『ベイマックス』との数奇な縁に触れ、「ディズニーには、そういう特別な想い入れがあったので…マーベル、出たいです!」と力強く応えた。

取材・文/編集部
 
   

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