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広島・森 翔平 指揮官をうならせ、早くも内定通知/秋の収穫

週刊ベースボールONLINE


来春に向けて抜群の存在感を見せた森

 新井貴浩新監督の「本当にいいものを見せてくれた」という言葉が、ルーキーイヤーを終えた左腕の成長を物語っていた。宮崎・日南での秋季キャンプで森翔平は、紅白戦2試合5イニングを投げて1人の出塁も許さない完全投球、8奪三振と圧巻。指揮官からは、来春一軍キャンプの内定1号の太鼓判ももらった。

 即戦力として期待された1年目は、ほとんどを二軍で過ごしたものの、わずかながら爪痕は残した。9月7日の中日戦(バンテリン)で5回1失点でプロ初先発初勝利。その後はチーム事情もあって先発ローテ入りとはならなかったが、シーズン最終戦の10月2日の中日戦(マツダ広島)の先発も任され5回無失点。フェニックス・リーグを経て臨んだ秋季キャンプで、アピールに成功した。

 2年目の飛躍に向け、新球・フォークが鍵を握る。今季途中から習得に乗り出し、今秋、横山投手コーチの助言で握りを変えた。紅白戦の好投は効果が早速表れた形。通算2203安打の新井監督は「あのフォークは真っすぐと区別がつきづらいだろうなという感じだった」と絶賛。森自身も「課題として取り組んでいる落ちる球を意図したところに多く投げられた」と手応えは十分だ。

 来季チームの先発陣は不確定要素が多い。チーム最多10勝の森下暢仁が今オフに右ヒジ手術を受け、キャリアハイ8勝の床田寛樹も右足関節骨折からの復帰を目指してリハビリ中。ともに開幕には間に合う見通しだが、大瀬良大地、九里亜蓮も今季は不本意に終わっただけに、若手の台頭は必要不可欠だ。元日に25歳となる左腕が、悩ましい先発陣に光をともす。

写真=佐藤真一
 
   

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