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『Yahoo! Sports』が選出! NBAの今シーズン第1四半期の暫定アワード

バスケットボールキング

 NBAは、2022-23シーズンが開幕して約4分の1を消化。イースタン、ウェスタンカンファレンスともに10勝以上のチームが10位以内にひしめいており、いつになく混戦模様だ。

 球団のパワーランキングはもちろんのこと、スターの世代交代も顕著化している。レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)のように未だ存在感を放つベテランはまれで、若手を中心に据えたロスターへの組み替えが進んでいる。

『Yahoo! Sports』は、シーズンの第1四半期を終えた現時点の暫定アワードを発表。今回はベストチーム、MVP、ルーキーの3部門を紹介する。

◆ベストチーム:ボストン・セルティックス

 セルティックスはイメ・ユドーカの停職処分や、ロバート・ウィリアムス3世の負傷離脱などがあったため、今シーズンの船出は苦戦が予想された。しかし、ふたを開けてみれば17勝4敗で勝率は8割を超え、両カンファレンスあわせて最高の戦績を残している。

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 セルティックスは、堅牢なディフェンスで昨年のイースタン・カンファレンスを制したが、今シーズン好調の理由は驚異的な攻撃力にある。オフェンスレーティング121.5ポイントは1950-51シーズン以来最高の数値。「解散すべき」との声もあったジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのペアは、さらなるステップアップを遂げている。

 もちろん、球団の二枚看板以外にも言及すべきは選手はいる。デリック・ホワイトは完全にロスターへと溶け込み、アル・フォーホードは3ポイントシュートが48.7パーセントと絶好調。さらに、2年目のサム・ハウザーも昨シーズンからの成長を見せるなど、ロスターは磐石の体制にある。ジョー・マズーラ暫定指揮官の下、チャンピオンリングを獲得する可能性は十分にあるだろう。

◆ベストプレーヤー:ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)

“本格化”という言葉がこれ以上にふさわしい選手は、現在のリーグには存在しない。だが、MVPの議論ではステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)も天秤にかけなければならないだろう。両選手はウィンシェア(勝利への貢献度)、プラス・マイナス、効率など多くのアドバンスド・スタッツで1位と2位を争っているからだ。

 しかしながら、同メディアの天秤はわずかながらドンチッチに傾いているようだ。現在1試合平均得点33.1得点でリーグトップに立っているほか、アシストランキングでも3位に名を連ねている。

 対戦相手は冷静沈着で洞察力に優れ、プレーメーキングの質もさらに向上したドンチッチへの対応に追われている。特にピックアンドロールを駆使したペリメーターでのマッチアップはマブスの象徴的なオフェンスとなり、ドンチッチは2ポイントシュート成功率でキャリアハイの60.4パーセントをマークしている。

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