サンズ戦の第4クォーター終盤、レイカーズのオースティン・リーブスがゴール下でショットを狙うも、デビン・ブッカーのファウルで転倒。その後ブッカーは、リーブスを見下すかのようにゆっくりと立ち去ると、隣にいたディアンドレ・エイトンもリーブスの前で仁王立ちした。
これに怒ったベバリーが背後からタックルしてエイトンを転倒させたことで、両チームの選手とスタッフが入り乱れる展開に。レフェリーはブッカーにフレグラントファウル1、ベバリーに一発退場を宣告し、リーグはベバリーに3試合の出場停止処分を下した。
試合後、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチは「リーグはこのようなプレーをもっとしっかり見る必要がある。あまりにも不必要だからだ」と語り、ブッカーも「パット(ベバリー)はいい加減、背後から攻撃するのを止めるべき」と非難していた。
血の気盛んな性格ゆえに相手選手と揉めることも多く、アンチも多いベバリーだが、自身のポッドキャスト番組『Pat Bev Pod』でこの一件について次のように振り返っている。
「ヤツ(エイトン)なんてどうでもいい。俺と一緒にプレーした人間、俺と一緒にプレーしたスーパースターに聞いてみろよ。今夏のトレードの話を聞いて、みんなが俺をチームに欲しい理由があるんだ。
とても残念な状況だよ。(でも)もし、もう一度やり直せるなら、まったく同じことをするだろうね」
今季にトレードでレイカーズに加入したベバリーは3試合の出場停止処分が解け、11月30日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で復帰予定。
34歳のベテランはここまで14試合(先発14試合)に出場し、持ち味のディフェンスやハッスルプレーで存在感を示す一方、平均4.1点、フィールドゴール成功率26.8%、3ポイント成功率23.8%とシュートスランプに苦しんでいる。
一部ではトレードの噂も聞かれるが、復帰後はシュートタッチを向上させ、攻撃でもチームを助けられるか。
構成●ダンクシュート編集部