11月30日、「ゆうこす」(登録者数86万人)が、自らプロデュースしたスキンケア商品の効果を誤って宣伝したと認め、謝罪しました。「ゆうこす」こと菅本裕子は元HKT48のメンバーで、現在は美容系YouTuberとして活動しています。
「Wi-Fiは皮膚に有害」に科学的根拠は?
ことの発端となったのは、ゆうこすが11月19日と27日に公開した2本の動画、「このコフレ最強すぎるでしょ…」「【一軍コスメ】最近のポーチの中身紹介!モテたい女は量も多いのよ…」。
動画の中でゆうこすはブルーライトやWi-Fiは肌へ悪影響があると説明。その上で、自身がプロデュースしたスキンケア商品は「RCバリアコンプレックス」が含まれており、皮膚をWi-Fiからガードできると紹介していました。
これに対し、30日、皮膚科専門医を名乗るツイッターの人気ユーザー「やさひふ」が「実際はwi-fiが人体へ有害という適切な根拠はありません」と指摘。やさひふは「身近な物への不安を煽り、対応策として自分の製品を売るのはよくある手口です…」などとコメントし、「本当に良い製品であれば、その有効性が論文にまとめられて広く利用されますよね。臨床試験すらされていない話を信じてはダメですよ。」と注意喚起しました。
YouTuberゆうこすさんが、
「Wi-Fiは肌に有害だが、私がプロデュースする化粧水の『RCバリアコンプレックス』という成分なら、それをガードできる!」
と宣伝中。実際はwi-fiが人体へ有害という適切な根拠はありません。身近な物への不安を煽り、対応策として自分の製品を売るのはよくある手口です… pic.twitter.com/RL4zGu4KM1
— やさひふ|皮膚科専門医|医学博士|Lumedia編集長 (@S96405539) November 30, 2022
ゆうこすが謝罪「私のいい間違えでした」
広告の後にも続きます
するとゆうこすはツイッターでやさひふの指摘を引用し、
申し訳ございません。Wi-Fiじゃなくてブルーライトのみでした、、私のいい間違えでした😭ご指摘ありがとうございます!upしたYouTubeは削除しておきます🙇♀️
ブルーライトの方はエビデンス取っております!
と謝罪。問題となった動画2本は非公開となりました。ちなみに、このツイートは11月30日14時までに削除されています。
ゆうこすは、言い間違えだと釈明していましたが、宣伝した商品はプレスリリースサイトでも、
光老化の原因となり得るブルーライトやWi-Fiから保護するRCバリアコンプレックスを配合し、現代女性の味方に。持ち運びにも便利なサイズ感で、いつでもうるおい補給が叶います。(PR Times)
と説明されているほか、公式通販サイトやインスタグラムの投稿でも同じように記載されています。
そのためか、ツイッター上ではゆうこすの謝罪に対し、「流石にこれで『いい間違えでした』はないですね」と指摘するユーザーも見られます。