「手彫り」「無着色」「触り心地」にこだわり、木材ならではの暖かみを感じる彫刻作品を多数手掛けてきた「木彫りのぽっぽ」さんが、新作をツイッターで公開しました。
今回の題材は、なんとテレビのリモコン。大きさや形の再現度の高さはもちろんのこと、レーザーポインターが内蔵されていることにより、猫ちゃんと遊ぶことだって可能。見て、触って、遊べる、一台三役のマルチリモコンとなっています。
「なにか新作を作ろうかと考えていたときに、たまたま手元にあったのが家のテレビのリモコンでした。本当にそれだけなんです……笑」
制作のきっかけをこのように話したぽっぽさん。なんと、木彫りのリモコンづくりは完全なる思い付きであった模様。しかしながら、「電源」や「音量」「選局」ボタンには異なる色の木材を使用する等、これだけ高いクオリティの作品に仕上げてくるのは、さすがの一言です。
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中でも特にこだわったのはその「握り心地」。SHARP製のリモコンは背面や両脇の凹凸により、非常に手に馴染む形をしています。作品制作時に、そのことに気付き、メーカー側の物作りに対する熱量を感じたことから、形状を再現することに注力しました。
また、もうひとつの注目点であるレーザーポインターについては、これもまた制作中に閃いたアイデアです。
はじめはただリモコンを彫ろうと考えながら作業していたそうですが、たくさんあるボタンを見て「押せたら面白いな……」と考え、そのまま採用することに。テレビのリモコンは赤外線を発することでチャンネルを変更する等の動作を制御していますから、ある意味ではこれも「再現」と言えるのかもしれませんね。