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阪神・渡邉雄大 戦力外、育成契約から這い上がったベテラン左腕/新天地1年目のシーズン

週刊ベースボールONLINE


今季は一軍で貴重なリリーフ左腕として32試合に登板した渡邉

 春先の阪神を支えた1人に左腕の渡邉雄大がいる。8月4日に一軍登録を抹消されてからは、再びファームから上がってくることはなかった。

 新たに育成契約を交わし予備軍として契約を交わし予備軍としてとどめ、戦力として育てながら支配下契約にこぎつける。球界の流れに沿ったのは渡邊も同じだった。

 今シーズン10試合目の登板になった4月30日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初勝利を飾った。同点の6回、1イニングを抑えると、味方打線が7回に勝ち越した。

「かなり遠回りしました。もう無理と言われたこともあるし、不安な日々もありましたが、とにかくチームのためにと思って投げていました」

 独立リーグ、BCL/新潟で4年間プレーし、2018年に育成契約でソフトバンク入り。2021年戦力外になった後、阪神入りを果たした。そして、一軍キャンプに参加し、3月22日に支配下選手になっていた。

 BCL/新潟では近鉄でストッパーだった赤堀元之監督からの指導によって力をつけた。腕の長い変則サウスポーは、特に左打者には効果的だった。

 岩貞祐太、及川雅貴ら左投手が出遅れたチーム事情にあって、渡辺の台頭は心強かった。背中の張りなどで抹消された時期もあったが、リリーフとして安定感を示した。

 移籍1年目は32試合、18回1/3を投げて、3勝1敗、防御率2.45だった。どんどん若返る投手陣だが苦労したベテランにも生きる道はある。

写真=BBM
 
   

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