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戦争の出口が見えた!? ウクライナが目論む「W杯・万博・五輪誘致」の復興計画

アサ芸Biz

 日々、激闘が続いているサッカーW杯。今大会のホスト国はカタールで、中東初の開催となったが、次回26年の大会は、アメリカ・カナダ・メキシコの共催が決まっている。では30年は?

「次の北米大会から本選の出場国が現在の32カ国から48カ国に拡大されます。となると1国開催より共催が費用面でもスタジアムの施設面でも現実的になります。そこで30年大会にはスペインポルトガルがやはり共催での誘致を目指していますが、10月5日にはこの2カ国にウクライナも加えて3カ国での共催を目指すとの発表がありました」(スポーツライター)

 これに合わせてスペインポルトガルの連盟は「連帯と希望のメッセージを実現したい」としている。もちろんウクライナが悲惨な戦禍から復活を果たすことを期してのものだ。今のところ競争相手に上がっているのは、ウルグアイ・アルゼンチン・チリ・パラグアイの共催チームだ。

 すると今度は、やはり30年の万博ウクライナのオデッサ州が誘致の申請を行った。

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「もともとウクライナは2020年から誘致の動きに出ていましたが、ロシアによる侵攻で活動の中止を余儀なくされました。ところが金銭的な支援を申し出る動きが相次いでいるようで、東京五輪では途中で白紙に戻されたために幻のスタジアム案となった国際的な建築事務所のザハ・ハディド・アーキテクツも無償での協力を申し出ているようです」(同)

 30年万博はオデッサと、韓国の釜山、イタリアのローマ、サウジアラビアのリヤドの4都市で誘致を競うことになりそうだ。実はロシアのモスクワも当初は誘致を考えていたが、こちらは撤退している。

 とはいえ、W杯も万博も最終的に候補地として争えるかは戦争が収束するか否かにかかっている。W杯の決定は24年で、万博は来年11月までだ。それでもこうした動きが相次ぐのは、戦況がウクライナにとって良い方に傾いているからだろう。

 7月にはゼレンスキー大統領がIOCのバッハ会長と会談し、戦争で多くの代表選手が亡くなったことを嘆く一方、平和が戻ったら五輪を誘致したいとの希望を語っていた。

 そう遠くない段階で戦争は収束、その後の復興策としてこれら平和の祭典の開催が続々と決定…と順調に事が運べば、こんな歓迎すべきことはなかなかないだろう。

(猫間滋)

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