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オリックス・石岡諒太 全身全霊で期す巻き返す/新天地1年目のシーズン

週刊ベースボールONLINE


オリックス・石岡諒太

“エヴァ”の輝きは一瞬だった。今季7月途中に中日からトレード加入した石岡諒太は、7月10日のロッテ戦(ほっと神戸)で、早速の脚光を浴びた。

 移籍2試合目にして一番・左翼で初スタメン。2回の守備で山口航輝の左翼線への飛球を倒れ込みながら好捕。大きな拍手にうれしげな表情を見せた。

 追加点がほしい5回は、先頭で左翼線にライナーを放って移籍初安打となる二塁打。6回も一死から内野安打を放ち、マルチ安打はともに得点につながった。背番号「00」のユニフォームがまだ間に合わず、清田文章打撃投手から借りた『112』が天然芝に輝いた。

 人生初のお立ち台で「ニックネームはエヴァです」とオリックスファンを笑わせた。中日時代、力強い走り方がテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する初号機に似ていると言われ、じわじわ定着。見たことのなかった全作品もわざわざ見て熱心に「研究」した。

 打撃のレガースを初号機と同じ紫と黄緑にし、登場曲も中日時代の同アニメの主題歌『残酷な天使のテーゼ』を持ち込んだ。プロ入りした2016年、最初のキャンプを腰の手術で全休。その後は育成契約も経験し、プロ6年目の昨年、ようやく初安打した苦労人。今季からミート力を生かすスイングに変え、30歳でブレークの兆しを見せた。

 中嶋聡監督は「大きな刺激になる」と波及効果にも期待した。ただ、今季は17試合の出場にとどまり、打率も.152に終わった。ポストシーズンでの出場機会もなし。“エヴァ”が全身全霊で来季の巻き返しを誓う。

写真=BBM
 
   

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