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中日・岩嵜翔 わずか4球で終わったシーズン/新天地1年目のシーズン

週刊ベースボールONLINE


岩嵜 翔

 まさかの降板でシーズンを棒に振り、そのまま手術を受けた。岩嵜翔はソフトバンクへFA移籍した又吉克樹の人的補償で竜入りした。今はトミー・ジョン手術のリハビリをしている。

 アクシデントは開幕2戦目、3月26日の巨人戦(東京ドーム)で起こった。8回に移籍後、初登板した。先頭のポランコにストレートの四球を与えたところで、ベンチに向かって合図を出す。駆け寄ってきた落合英二ヘッド兼投手コーチに異変を訴えて降板。リハビリ生活が始まった。

 上腕の肉離れの診断を受けて、ブルペンの立ち投げまでは進んだ。だが、結局、思ったように張りは取れない。33歳のシーズン。積み重なった小さな刺激は、やがて大きなひずみとなる。靱帯は徐々に緩む。9月の下旬、大阪府内でメスを入れた。

 2008年高校生ドラフト1位でソフトバンクに入団。17年には72試合に登板、46ホールドポイントを挙げて最優秀中継ぎを獲得するなど、ホークスのブルペンを支えた。

 入団を前に立浪和義監督から電話を受けた。「やりやすい環境をつくるから」。その声は今でも耳に残っている。だからこそ、復帰まで1年は要する現状がもどかしい。

 来季、実戦に復帰し、一軍で投げられるかどうか。まずは育成契約となった。「名古屋で頑張ります。立浪監督を胴上げできるように成績を残したいです」。その思いは、変わらない。長いリハビリ生活を経て、まばゆい光を放つ。

写真=BBM
 
   

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