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コロナでグレイヘアー世代の「ひげ脱毛」が増加。その意外な理由を皮膚科医が解説

幻冬舎ゴールドオンライン

一般皮膚科、小児皮膚科、美容皮膚科の医療を網羅的に提供するクリニックを運営している現役皮膚科ドクターが、皮膚に関する「疾患」「美容」「予防」などについて解説します。今回は、ひげ脱毛の中でも意外に希望の多いグレイヘアーのひげ脱毛について。グレイヘアー世代がひげ脱毛を受ける際の注意点などを見ていきましょう。

意外に多い…グレイヘアー世代のひげ脱毛

保険診療メインの皮膚科の病院・クリニックで、レーザー機器を用いた医療脱毛に日々携わっていると、施術を受ける患者さんの層で最も多いケースは思春期世代の女性のわき脱毛ではないかな? という印象を受けます。

大手の美容皮膚科には抵抗があるけれど、かみそりなどを使用したセルフ処理で肌を痛めてしまう…そんな悩みをもつ患者さんがしばしば来院します。一方で、意外に多い印象をを受けるのが、ひげ脱毛、特にひげに白髪が混じったグレイヘアーの方からの相談です。

コロナによるマスク生活と美容皮膚科

コロナ以前、美容に関心の高い女性のなかには、韓国に渡り、現地で美容医療の施術を受けるのを楽む層が一定数いました。しかし、コロナによる渡航制限で渡韓できなくなり、「(コロナ後は)国内での美容の需要が高まった」と言われてます。

一方、コロナによるマスク生活で、男性がひげ剃り負けを起こし、「かゆみ・肌荒れが生じた」「にきびが悪化した」という声が散見されるようになりました。ひげ剃り負けによる肌荒れを改善するため、ひげ脱毛を受けたという方もいらっしゃるようです。特に20〜30歳代の方は、笑気麻酔により痛みを感じずにひげ脱毛の施術を受けることができる脱毛クリニックへ足を運ぶのに、抵抗が薄い印象を受けます。

グレイヘアー世代がひげ脱毛を希望する理由とは?

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コロナ前後で意外な需要を拡大している美容医療ですが、ひげに白髪の混じっている男性、おそらく、美容皮膚科というものに馴染みの少ない世代から最初にひげ脱毛の相談を受けたときは、意外な印象をうけました。

ですが「なぜひげ脱毛を希望されたのか?」その理由をお聞きしたとき、「なるほどな!」と思いました。それは「若い頃はひげ剃りをした後、少し化粧水をつければ大丈夫だったのが、年齢のせいか? マスクのせいか? ひげ剃りの後に保湿をしても、とてもカサカサ乾燥して辛い。」というものでした。

確かに皮膚のバリア機能、水分保持能は加齢とともに低下します。そこにマスクによる摩擦が加わったことで、ひげ剃り負けが悪化してしまったようです。「毎日のつらい乾燥が改善するならば…」と、ひげ脱毛を受けてみようと思われたそうです。

乾燥肌・敏感肌、アトピー性皮膚炎にも…医療脱毛がおすすめ

これは私自身の経験で恐縮なのですが、研修医時代に多忙のためアトピー性皮膚炎を発症していた時期、冬はムダ毛処理で肌荒れがさらに悪化するということがありました。そんなとき、レーザー脱毛を行なったところ、ムダ毛処理の回数が減り、肌荒れが落ち着いたということがあったなと、患者さんのお話を聞いて思い出しました。

黒いメラニン色素に反応するレーザー

レーザーによる医療脱毛の仕組みは、レーザーが毛に含まれる黒いメラニン色素を標的とし、毛包および毛包周囲を破壊・変性させることで、毛の再生を止めるというものです。そのため、メラニン色素が抜けて毛色が白くなった白髪に対して、レーザーを照射しても反応せず、脱毛できません。こうした場合、白髪に対しては針脱毛を行うこととなります。

著者のクリニックでは針脱毛を行っていないため、初めに患者さんへ「グレイヘアーのひげを脱毛しようとすると、白髪が残ってしまいますよ」とお伝えします。ですが「たとえ白髪部分は残っても、黒い毛がなくなるだけでも楽になるから」と希望される患者さんもいらっしゃるので、グレイヘアーの方のひげ脱毛も行っています。

「終活」としての脱毛

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