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香取慎吾にとってのYouTubeという“遊び場” キャラクターから素の語りまで……尽きぬ表現への欲求

Real Sound

■香取慎吾の頭の中をのぞける「ビズビズパフェ」

 他にもゲーム実況をするときには別のキャラクター・リトカ名人に扮して、懐かしのファミコンゲームから世界中で人気を博しているマインクラフトまで様々なゲームで遊んでいく。こちらは先ほど自身で解説をしたリアクション芸とはひと味違った素の表情が見えるのも面白い。

 かと思えば、今度は『氣志團万博2022』に出演した際の舞台裏密着という形で、全く異なる素を見せてくれる。楽屋でのリラックスした表情からステージ衣装のタキシードに身を包んで登場するところなど、この人には一体どれだけ表現者としての引き出しがあるのかと驚かされる。

 動画1本1本はもちろんだが、メタ的な視点で香取慎吾というエンターテイナーを見つめていくのも、このチャンネルの楽しみ方だ。そんな彼がどんな考えで動いているのかを垣間見ることができる「ビズビズパフェ」シリーズも、個人的にはおすすめだ。

 「ビズビズパフェ」は香取がスタッフと雑談するような形で、ひとり語りをしていくもの。よくよく考えてみれば、現在Twitter、Instagram、ブログ、TikTokなど、様々なSNSを駆使しているが、こうした長尺で素の語りをする場面は他にないように思う。

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 11月11日にアップされた「SNSの師匠とトイレの大事件を語る」動画では、各SNSでどんな情報を発信するのかという「棲み分けができるようになってきた」と話していた香取。多くの種類のSNSをどう使い分けているのか。それがなんとなくではなく、彼の中でしっかりとプロデュースされているのがわかる。

 さらに、YouTubeではHIKAKIN、はじめしゃちょー、フィッシャーズ、Instagramは渡辺直美、TikTokはマツダ家の日常と、それぞれのSNSで「師匠」と呼べる人を参考に学んでいることを明かす。マツダ家の日常については、仕事ではなくたまたま会ったタイミングで「アドバイスください」と自ら尋ねたというから、そのアグレッシブな姿勢にも驚かされる。

 アイドルとしては日本のトップに上り詰めた。しかし「遊び」に終わりがないように、香取にとっての「表現する」楽しみや欲求に際限はないようだ。スターでありながら、常に開拓者。そのスタンスをダイレクトに感じられる「YouTubeという遊び場」での香取慎吾に、これからも注目したい。(佐藤結衣)

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