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“リーゼント刑事”秋山博康「悪さをしたヤツは目に表れる」/ガタガタ言わせろ!(1)

アサ芸Biz

 現役時代から犯罪ジャーナリストになった今も、よく質問される。

「悪いことをしていないのに、警察車両が近づいてくると胸がドキドキして怖くなってしまいます。ポン中など、悪いことをしている人間と、していない人の見分け方はあるのでしょうか?」

 答えは簡単。ポン中やスピード違反など、悪さをしているヤツは「逃げたい目」をする。一刻も早く警察官から離れたいから、当然だ。

 一方で、悪さをしていない人は「怯える目」をしているもの。車を運転している時に警察車両が前や後ろを走っていて、「取り締まられないように、スピードを落とさなければ」と思ってる時の目が代表格だ。

「目は口ほどに物を言う」ということわざは真実で、前科が何犯あろうと、警察車両を見つけると「逃走しよう」と考えるものなんです。自分が犯罪者だと自覚しているし、刑務所に入って自由を奪われたくないから。車の運転中であれば、少しワシらから目をそらすこともあるし、スピードを上げるとか緩める。あるいはコース変更などをして、必死に逃げようとする。

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「逃走の目つき」か、「怯える目つき」かは、経験とセンスでしか磨かれない。異変を一瞬で見抜くのが、警察の仕事。仕事の経験は同じ職業を続けていれば誰もが積めるだろうが、センスが悪いヤツは何年経っても使い物にならない。この点は、どの職業でも同じではないだろうか。

 またテレビ番組の話になるけれど、犯罪に手を染めているのに警察に職質される人間が、こんなコメントを耳にしたことがないだろうか。「自分の体に触るな」とか、「弁護士が来るまで何も話したくない」とか。

 容疑者はガタガタ文句をたれるから、ワシらも説得するのに難儀した事件が何件もある。「自分で罪を白状しなさい!」とゲロさせた薬物事件は枚挙にいとまがない。違法薬物乱用防止のキャッチコピー「ダメ。ゼッタイ。」は正義で、絶対に手を出してはいけないからこそ、あえて声を出して伝えておきたい。

秋山博康(あきやま・ひろやす)タレント。1960年7月8日生まれ、徳島県出身。通称「リーゼント刑事」。元・徳島県警捜査一課刑事。現役時代、「警察24時」などのテレビ番組に出演し人気に。現在は犯罪コメンテーターとして活躍。

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