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【全日本】王者・亮生が同期対決制してジュニアリーグ決勝王手 北斗4連敗で脱落

プロレス/格闘技DX

『2022世界最強タッグ決定リーグ戦』神奈川・湘南藤沢市場特設リング(2022年11月27日)
「2022 Jr.BATTLE OF GLORY」公式戦 ○青柳亮生vs大森北斗×

 亮生が北斗との同期対決を制して3勝目を挙げ、決勝進出に王手をかけた。

 世界ジュニア王者でリーグ戦提唱者の亮生はここまで2勝1敗。すでに決勝進出を決めた田村を除けば、唯一の1敗で最も決勝戦に近い位置で終盤戦を迎えた。4戦目の相手はまさかの3連敗中の北斗。同期対決で星を潰し合った。

 残り2連勝を誓う北斗が勝負に徹し、亮生は開始早々、ダイアモンドカッターを食らって出鼻をくじかれた。無想一閃こそ阻止したが、エルボーを乱れ打つ北斗の前に守勢に回り、胴締めスリーパーに捕まった。

 亮生もコーナー最上段からのラ・ケブラーダで反撃したが、北斗のケサ固めに動きを止められてしまう。トラースキックを連発し、キリモミ式ジャンピングハイキックで巻き返そうとしたが、ホイップ式ダイアモンドカッターで止められ、ジャーマン、ドラゴンとスープレックスを連発されて追い込まれた。

 敗色濃厚となった亮生だが、無想一閃を食い止めると、リバースフランケンシュタイナーで反撃ののろし。ロコモーション式フィッシャーマンで追い討ちをかけ、変型ボムも敢行すると、ファイアーバードスプラッシュを発射して逆転勝利を決めた。

 亮生が同期・北斗からシングル初勝利を奪って3勝目。勝ち点を6に伸ばした。あとは12・4大阪大会の田村戦のみ。負けさえしなければ決勝進出が決まる。リーチをかけた亮生は「シングルマッチ一回も勝ったことない、ずっと負けてたんで、ここで気持ちよく勝ったってことが僕の中ででかい」とこの日の勝利が追い風となりそうで、「残り2位の枠をめがけて田村男児ぶっ倒して、決勝でもぶっ倒して、2連勝、青柳亮生がお届けします」と予告してみせた。

【亮生の話】「6点目。シングルマッチ一回も勝ったことない、ずっと負けてたんで、ここで気持ちよく勝ったってことが僕の中ででかいのかなと思ってます。で、残り大阪で田村男児。もう決まっちゃったんだね、田村男児は。残り2位の枠をめがけて田村男児ぶっ倒して、決勝でもぶっ倒して、2連勝、青柳亮生がお届けしますんで、よろしくお願いします」

【北斗の話】「ずっと! ずっと、ずっと暗いトンネルの中にいるような気がして。誇れた勝ち方じゃないかもしれないけど、多少強引にでも、あの圧倒的ジュニアチャンピオンから獲れば光が見えるって思ってたんだ俺は。だからあんなやり方だったけど、ちょっと良くないやり方だったかもしれないけど、仲間だって思ってくれるヤツに俺は付け込んだ。そして全部、今日成功した。俺の技は全部決まった。全部あいつの命を縮めてたはずなんだけど、やっと暗いトンネルに光が差したって思って、見えたのは圧倒的ジュニア王者の背中だったね。本当にどうなってんだろう? どうなっちゃってんだろう? 俺。まぁ、今日は完全に俺の実力不足だ。何回もあいつに勝ってきた。だから俺は見て見ぬふりをしてきた。ベルトを巻いてるあいつより10何回勝ってる俺の方が強いはずだって。でも! 俺はあいつから獲った10何回の勝利を全く覚えていない。1個も記憶にない。だけど今日の負けは一生忘れない。今日の負けは忘れない」

 
   

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