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家猫アドベンチャー『Cats and the Other Lives』―「アスペンは普通の家猫。魔法の猫でもなければ、人間の知能を持つ動物でもない」【開発者インタビュー】

Game*Spark

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Cultic Games開発、PC向けに11月21日にリリースされた家猫アドベンチャー『Cats and the Other Lives』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、プレイヤーがメイソン家の屋敷の飼い猫アスペンとなる家猫アドベンチャー。シンプルかつ直感的なポイント&クリック方式のアドベンチャーゲームで、希望、失意、後悔をめぐる物語を追っていきます。隅々まで描き込まれた美しいピクセルアートも特徴。日本語にも対応済みです。

『Cats and the Other Lives』は、2,300円(11月30日までは20%オフの1,840円)で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Can Oral氏(以下Can):Culticのクリエイティブディレクター、Can Oralです。私が好きなゲームは、RPGだと初代『Fallout』、アドベンチャーだと『Grim Fandango』、JRPGだと『クロノ・トリガー』、ターン制ストラテジーだと『Heroes of Might and Magic III』、アクションだと『スーパーマリオランド2 6つの金貨』、そして『バイオハザード』シリーズで一番好きなのは、もちろん『バイオハザード4』ですね!

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Can:RPGを一本作り終わった後、私たちはよりリニアで、家猫と人間たちの関係性を描くストーリー重視のゲームを作りたいと思いました。当時私は猫を飼っており、猫と仲良くなろうとする中で、家猫の習性をつぶさに観察することができたので、これがおそらく無意識下にあったのでしょう。また、よりシンプルなゲームを作るというのは、将来に向けての強力な開発チームを作るチャンスでもありました。私はピクセルアートが大好きですので、ついに本作を作り上げることができて満足しています!

――本作の特徴を教えてください。

Can:アスペンは普通の家猫です。魔法の猫でもなければ、人間の知能を持つ動物でもありません。私たちはいかに普通の猫たちが私たちの生活に大きな影響を与えるか、ということを本作を通して表現したいと思いました。また、本作のすべてのパズルやゲームプレイ要素は、本物の猫の習性を基にしています。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Can:今のところ特に女性プレイヤーに楽しんでいただいています。私は自分の彼女や女性の友達が自分にぴったりのゲームを見つけられるようにと思っていたので、この結果に満足しています。他には、良いストーリーのゲームが好きな人や、ピクセルアートが好きな人にも遊んでいただきたいですし、そしてもちろん猫の皆さんにはまるで自分の家にいるかのような気分になってもらえるでしょう。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Can:本作をプレイすると映画やテレビドラマのような感じを受けてもらえると思いますが、私はゲームディレクターになる以前、映画監督でしたので、驚くことではないでしょう。その影響は本作のロゴデザインにも見ることができます。私たちはリアルな映画やドラマから影響を受けていると思いますが、何か特定のものがあるわけではありません。ゲームの影響ということでしたら、昔のポイント&クリックアドベンチャーすべてからもちろん影響を受けていますが、パズルやゲームプレイデザインという点では、なるべくミニマルなものを選び、ストーリーをサポートするようにしています。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Can:はい、しかし主にポジティブな影響でした。ストレスの緩和や効率のいい時間の使い方にとても効果的だったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Can:はい、まったく問題ありませんが、ぜひ私たちにお知らせください。知りたいので!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Can:私は以前剣道を習っていましたので日本文化は大好きですし、日本はゲーム世界に多大な影響を与えてくれました。将来のプロジェクトでは、ぜひ日本の開発者やアーティストとコラボレーションしてみたいです。今後に期待したいと思います。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

 
   

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