ところが、それから3年後の16年11月。NHKの番組内で映し出されたのは「長編企画 覚書」と書かれた書類を提示する宮崎監督の姿。そこには「2019年完成」の文字が見て取れた。
結果、17年2月には、宮崎監督による長編映画制作復帰を公表。通常、世に言うところの「オオカミ少年発言」は疎まれるものだが、この時ばかりは「本気撤回」を歓迎したのである。
(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。