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『女神の継承』に人気集中!「DVD&動画配信でーた」読者が選ぶ、2022年の最恐ホラーが決定

MOVIE WALKER PRESS

千葉県の幕張メッセで開催中の「東京コミックコンベンション2022」(略称:東京コミコン2022)で11月26日、東京コミコンと映画雑誌「DVD&動画配信でーた」のコラボ企画ステージ「東京“怖”コン」が行われ、「DVD&動画配信でーた読者が選ぶ!2022年最恐ホラー」の結果が発表された。

イベントには清水崇監督、文筆家・映画評論家のナマニク、ホラー好きグラビアタレントのRaMu、DVD&動画配信でーた編集長の西川亮が出席した。司会は映画ライターの杉山すぴ豊が務めた。

読者の投票よって決定したランキングは、10位から順番に発表された。10位は『真・事故物件 本当に怖い住民たち』、9位は『哭悲/THE SADNESS』、7位は同率で『ブラック・フォン』と『LAMB/ラム』、6位は『牛首村』。そして5位『貞子DX』、4位『NOPE/ノープ』、3位『カラダ探し』、2位『呪詛』、1位は圧倒的な人気を集めた『女神の継承』という結果となった。

総評として、アジアのホラー映画が強いと語り合った登壇者陣。1位の『女神の継承』と2位の『呪詛』は、モキュメンタリーの手法を使用したホラー映画で、西川は「『呪詛』はスマホで観た」そうで、モキュメンタリーは「スマホで観るのに適している。時代に合っている」と分析。RaMuも「ホラーというと大画面でバン!と観ると楽しい気がしていたけれど、『呪詛』はスマホで観たほうが怖い」と同調した。

また『女神の継承』については、バンジョン・ピサンタナクーン監督に話を聞いたというナマニクが「監督は幽霊をまったく信じていない。ただ悪いことをしたら、自分に返ってくるという、“業”を信じているそうです。どこか後ろめたいことを誰しもが持っているからこそ、いろいろな人の恐怖を刺激してくれたのでは」とコメント。清水監督も「因果応報というのは、普通の生活をしていても感じることだと思う。それはアジア圏に通じることかもしれない」と語った。

さらに西川は「『女神の継承』や『呪詛』など、今年はアジア映画であり、かつフェイクドキュメンタリーの当たり年だった」と今年のホラー映画の傾向について解説し、清水監督は「日本だとモキュメンタリーが一番がうまいのは白石晃士監督だ」と今年『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』が公開となった白石監督を称えていた。

ステージでは、1位を獲得した『女神の継承』を表彰する場面も。本作の宣伝プロデューサー板垣茜と配給会社シンカの佐伯友麻が登壇し、トロフィーを受け取った。板垣はピサンタナクーン監督からメッセージを受け取っているといい、「読者投票で日本の映画ファンに選んでいただいてとても光栄に思っています。多くの日本のホラー映画を観て育ってきたので、私の作品は日本映画から多大な影響を受けています。今回の表彰は私と『女神の継承』チームにとって、非常に意味のあるものとなりました。現在は本作のスピンオフとなるプロジェクトを、ナ・ホンジン監督と準備しています。近い将来、皆さんにお見せできることを楽しみにしています」とのコメントが読み上げられ、会場からも最新作を期待する拍手が上がっていた。

また最後には登壇者が選ぶ、今後の注目作を紹介。清水監督は「すべてに感銘を受けた。感動の嵐」だという『MEN 同じ顔の男たち』(12月9日公開)、ナマニクは『Piggy(原題)』(2023公開予定)、RaMuは『M3GAN/ミーガン』(2023年6月9日公開)、杉山は『マッドゴッド』(12月2日公開)を猛プッシュ。西川は白石監督の『オカルトの森へようこそ THE MOVIE』について再度触れ、「一部では、『すずめの戸締まり』と一緒だと言われている」と笑い、「『すずめの戸締まり』を観ておもしろかったという人は、こちらもぜひ。白石監督の集大成とも言える作品になっている」とオススメしていた。

取材・文/成田おり枝
 
   

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