top_line

【完全無料で遊べるミニゲーム】
サクサク消せる爽快パズル「ガーデンテイルズ」

子どもが「インフル」ワクチン接種後、副反応がひどい…小児科を受診すべきか 医師に聞く

オトナンサー

Q.では、インフルエンザワクチンを接種後、発熱が1日以上続く場合、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染を疑った方がよいのでしょうか。対処法も含めて、教えてください。

竹綱さん「接種後に発熱が1日以上続く場合は、ワクチンの副反応だけではなく、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などに罹患している可能性が考えられます。

インフルエンザや新型コロナウイルスの感染の可能性を判断する上で、家族や園、学校、職場など周囲の感染状況は有益な情報となるので、周囲に感染者がいないか確認することは大事です。あくまで個人的な見解ですが、子どもの場合、活気不良を伴う38度を超える発熱の場合は、何らかのウイルスに感染している可能性が考えられるため、当院では感染拡大の予防も踏まえ、ご家族と相談し、抗原検査やPCR検査をするようにしています。

また、予防接種の副反応と感冒(風邪)などの症状を区別するのは困難ですが、インフルエンザ、新型コロナウイルスともに、治療は症状を抑える対症療法が中心となるため、熱の原因が判明していない状況でも全身の状態に問題がなければ多少、経過を見ても差し支えないと考えます」

Q.「小さな子どもがインフルエンザにかかると重症化しやすい」と言われていますが、本当なのでしょうか。また、重症化するとどのような症状が出るのでしょうか。

広告の後にも続きます

竹綱さん「インフルエンザは、脳や脊髄などの中枢神経や、肺といった呼吸器官に影響しやすいウイルスです。通常は発熱やせき、鼻水、下痢などの症状がほとんどですが、7歳未満の子どもの場合、脳の発達が未熟なため、インフルエンザ以外の感染症でも熱性けいれんを起こすことがあり、インフルエンザの場合、特にそのリスクが高くなります。

また、熱性けいれんだけでなく重症化すると、意識が混濁する『インフルエンザ脳症』といわれる症状に陥り、入院治療が必要になったり、てんかんを併発したりするなど、治療が長期化する可能性があります。過去にぜんそくを発症した子どもは喘鳴(ぜんめい、呼吸をするときにヒューヒュー、ゼーゼーなどと音がすること)が悪化する場合もあり、ぜんそくに準じた治療をするとともに、時には入院治療が必要な場合があります」

Q.小さな子どもがインフルエンザに感染するリスクを減らすために、子ども本人だけでなく、親や、親以外の同居家族(祖父母、兄姉)もインフルエンザワクチンを接種すべきなのでしょうか。

竹綱さん「最近では生後6カ月で保育園に通う子どももいるため、以前に比べてインフルエンザに感染するリスクが高まっていると考えます。

1歳未満の赤ちゃんは、年長児(5~6歳の子ども)や成人に比べると免疫機能が未熟なため、インフルエンザワクチンを接種しても、抗体を獲得できない場合もあります。従って、子どものいる家庭では、家庭内にインフルエンザウイルスを持ち込まないようにするためにも、大人を含めた家族全員がインフルエンザの予防接種をしておくことが重要です」

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル