勝ったイクイノックスにコンマ2秒差なら、休み明けを1度使われた今回は、上積みも見込めるはず。実際、この中間は順調そのもの。抜かりなく調整されてきており、1週前の動きも軽快でリズミカル。大幅な良化ぶりを見せていることは間違いない。
厩舎関係者も「体は締まって実にいい雰囲気。たくましくなっており、力を出せる態勢にある」と、口をそろえるほどだ。ならば、好勝負必至とみていいのではないだろうか。
デビュー2戦目に共同通信杯を勝ってクラシック候補と期待された好素質馬。前走の天皇賞・秋から斤量が1キロ軽くなる55キロでの競馬であれば、互角に渡り合えていいはずだ。
母はBCジュヴェナイルフィリーズターフの2着馬で、近親、一族に活躍馬がズラリという良血馬。良馬場条件に大きく狙ってみたい。
招待馬怖し! と前述したが、その中でおもしろいのは、仏国の2頭、シムカミルとオネストだ。
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前者は安定感抜群で、血統的背景を思えば、日本の軽い芝は間違いなく合うとみている。相手なりに走るセンスのよさもある。
ただ、穴党としては後者に注目したい。ノビシロ十分の3歳馬で、凱旋門賞は10着に敗れたが破壊力は十分。少々強行軍ではあるが、フランケル×シーザスターズという血の配合から、一発があっていい。