坂本さんは2021年1月に直腸がんを公表し、手術に踏み切ります。
術後の体調や楽曲を「日記を書くようにスケッチを録音していった」として、「何も施さず、あえて生のまま提示してみる」のが、自身のいまの音であるとコメント。
アルバムのタイトル「12」の通り、12曲が収録されており、各曲のタイトルは曲を制作した日付となっています。
2022年12月11日には、約2年ぶりとなるピアノソロコンサートが世界に向け配信予定。
自身の健康状態を鑑みて、「ライヴでコンサートをやりきる体力がない」と語っており、坂本さんの音楽を浴びることができる数少ない貴重な機会となりそうです。
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その幅広い音楽性から世界で活動を続け、クラシック音楽が根底にありながらも、テクノポップや民族音楽を分析し「教授」という愛称で親しまれてきた坂本さん。
幼い頃から作曲を学ぶなど、音と共に生きてきた坂本さんから紡ぎ出される音楽に包まれる時間は、とても贅沢で貴重なものだと改めて気づかされます。
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(文:Quick Timez編集部)