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恋のきっかけは“ヒヤシンス”の水耕栽培。インスタグラムで女性から意外な反応が

日刊SPA!

恋のきっかけは“ヒヤシンス”の水耕栽培。インスタグラムで女性から意外な反応が

 コロナ禍で出会いのチャンスも減り、マッチングアプリを利用する男女が増えているようです。しかし自分の良さが上手く出せずに、不発で終わってしまう場合もある。

 今回は、そんな時に“ヒヤシンスの水耕栽培”を始めて突破口をひらいたという男性のエピソードをご紹介します。

◆コロナ禍で出会いがなかった37歳の会社員

 吉田雅彦さん(仮名・37歳・会社員)は、以前の彼女(N実さん・会社員)と別れてから4年の月日が流れていました。

「N実とは同じ歳で、いずれ結婚するつもりだったのでした。しかしある日『結婚したい人ができたから』と急に振られてしまったんです。しかも相手は6歳下のバンドマンで、きっと地味な上になかなかプロポーズしない僕に愛想を尽かしたんだろうなと思いました」

 そのショックからなかなか立ち直れず、時間ばかりが過ぎていき……。

「ようやく心の傷が癒えてきた頃にはコロナ禍で(笑)。人との接触が減る中で『やっぱり僕は誰かと支え合って生きていきたいし、また結婚を考えられるような恋人が欲しいな』と思うようになったんです」

 ですが、コロナ禍ということもあり、出会いの場もなかなか無く、雅彦さんはとりあえずマッチングアプリに登録しました。

◆テレビを眺めていると…

「ただ、実際はなかなか上手くいかなくて。僕が女性に一生懸命合わせて、やり取りを続けているうちに、なんかギクシャクしてフェードアウトっていうのが何度かありました。その度に『あぁ、一体僕は何をやっているんだろう?』となおさら寂しくなったりして」

 そんな時、たまたま観ていたテレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ)に、お笑いコンビ・さらば青春の光の2人が出演していました。

「占い師の星ひとみさんが、女癖が悪く不祥事を起こした東ブクロ氏に、スキャンダル回避の方法として『今日から自宅に花瓶とお花を買って、毎日水を替えて花を愛でること。それを意識することによって愛情が増えるから』とアドバイスしていたんです」

 雅彦さんは、なぜかその瞬間ピンときたそう。

「あ、それなら気楽に始められるしいいなと思いました。別に僕はスキャンダルなんて起こすわけないけど、愛情が増えると恋のチャンスも掴めそうじゃないですか」

◆花屋に行ってヒヤシンスの球根を購入

 そしてさっそく花屋さんに向かった雅彦さんは、ヒヤシンスの球根と水耕栽培用の花瓶を購入しました。

「『あ、これ小学生の時にやってたな〜』と思い出して、つい懐かしくなり欲しくなってしまったんです。それに切り花を買うより長く楽しめるしいいかなと」

 水耕栽培を始めた雅彦さんは、ヒヤシンスが育ってゆく過程を見守ることが日々の楽しみになっていったそう。

「朝起きるとすぐに、ヒヤシンスの様子を見に行って『おはよう〜』と声をかけたりして(笑)。初めて根が出てきたのを発見した時は嬉しくて、思わず写真を撮りまくってしまいましたね」

◆ヒヤシンスの成長過程をインスタグラムにアップ

 そして雅彦さんは、インスタグラムに「#ヒヤシンス水栽培」のハッシュタグをつけて成長記録をアップするようになりました。

「僕の可愛いヒヤシンスを自慢したくなって始めたのですが、思っていたより女性からの反応が良くてビックリしたんですよ」

 もともと雅彦さんをフォローしている知り合いの女性はもちろん、ハッシュタグから飛んできた植物好きの女性たちがヒヤシンス写真をアップする度にコメントをくれるようになったそう。

「そのうちの1人だったS菜さん(30歳・派遣社員)と個人的にやり取りするようになったんです」

◆植物好きの彼女と急接近

 S菜さんは、多肉植物の成長記録をインスタにアップしていて雅彦さんが興味を示すと、とても分かりやすく多肉植物の可愛さを説明してくれました。

「それが植物に詳しくない僕でも心を掴まれてしまうような適切なプレゼンで、こんな風に思っていることをキチンと言葉にできる女性って素敵だなと思いました」

 そして、トントン拍子にS菜さんが増やした多肉植物の赤ちゃん(子株)をもらい受けることになり、初デートが決まったそう。

「それ以来、食事や植物園など頻繁に会うようになっていって」

 ヒヤシンスの花が咲く頃には、雅彦さんとS菜さんは付き合うようになっていました。

「花を愛でることで愛情が増えたかどうかは分かりませんが、S菜さんと知り合うきっかけになったのは確かです。あの番組を見てなかったら絶対に水耕栽培なんてしていなかったと思うし、やってみようと思ったあの日の自分に感謝しています(笑)」

 女性と共通の趣味があるのとないのでは、出会いの確率も相当違ってきます。その後の会話も盛り上がりやすくなり、恋に発展する可能性も充分にあるはずです。

<取材・文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。

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