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「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」特別ビジュアル&著名人コメント公開

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左上から時計回り『恋する男』『ヨーヨー』『健康』『大恋愛』

 12月24日から渋谷のシアター・イメージフォーラムにて開催される「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」の作品別ビジュアルと著名人コメントが公開された。

参考:日本におけるゴダール受容の歴史と“映画の時代”の終焉 宇野維正×森直人×佐々木敦が語る

 イラストレーターとして活躍していた二十代半ばにジャック・タチと出会い、『ぼくの伯父さん』の助監督として映画界に参入したピエール・エテックス。ムッシュ・ユロを象徴する印象的なシルエットを生み出したポスターのイラストを描いたことでも有名だ。

 その後、タチを通じて知り合ったジャン=クロード・カリエールと共に映画制作を開始。短編2作目『幸福な結婚記念日』で米アカデミー賞最優秀短編実写映画賞を受賞し、長編1作目『恋する男』がフランスで大ヒット、往年の喜劇を彷彿とさせる作品群は広く受け入れられた。一方、エテックスは俳優としてのキャリアも長く、ロベール・ブレッソン『スリ』から、アキ・カウリスマキ『ル・アーヴルの靴みがき』やオタール・イオセリアーニ『皆さま、ごきげんよう』など、晩年まで活躍している。

 今回の特集上映では、ルイ・デリュック賞受賞作『恋する男』、フランソワ・トリュフォーが絶賛し、ジャン=リュック・ゴダールがその年のベストテンに選出した代表作『ヨーヨー』、4編のオムニバス・コメディ『健康でさえあれば』、中年男性の恋と妄想を夢幻的に描く初のカラー長編『大恋愛』の長編4作品と、『破局』、アカデミー賞受賞作『幸福な結婚記念日』、『絶好調』の短編3作品の計7作品がラインナップされる。これらの作品は、フランスの権利問題が理由で長く劇場で上映されず、またソフト化もされていなかったもので、ゴダールやレオス・カラックスなどの映画人を含む5万人以上の署名活動によって、2010年に世界各国で再び上映することが可能となった。

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 公開された長編4作品の個別ビジュアルは、11月23日に94回目を迎えるエテックスの生誕日を祝し、日本オリジナルで制作したもの。作品それぞれの世界観を根幹に据えながら、エテックスらしい遊び心にあふれたビジュアルとなっている。

 あわせて著名人からのコメントも到着。代表作といわれる『ヨーヨー』について、映画監督の大九明子は「全ての瞬間を遊び尽くしているから、こちらも1フレームたりとも目が離せませんでした」、イラストレーターの網中いづるは「「こんな美しい絵を描きたい」と強く思えた最高の作品だった」とコメント。また、モデルの小谷実由は「ケラケラと笑っていたと思えば、うっとりため息が出てしまう。ピエール・エテックス、罪な男です」と、その魅力を語っている。そのほか、ミュージシャンの真舘晴子、コラムニストの山崎まどかからコメントが寄せられている。

コメント
●大九明子(映画監督)※『ヨーヨー』について
一つの映画でサイレントとトーキーを描き分けるとか!
これ思いついた時、さぞわくわくしたことでしょう。
ピエール・エテックスは全ての瞬間を遊び尽くしているから、
こちらも1フレームたりとも目が離せませんでした。

●網中いづる(イラストレーター)※『ヨーヨー』について
クスクスと笑えるユニークな人物の描写や仕掛け、少し切なくノスタルジーに満ちた映像。
豪華な邸宅やサーカスなどどこで切り取ってもそのまま絵になる構図にうっとりする。
「こんな美しい絵を描きたい」と強く思えた最高の作品だった。

●小谷実由(モデル)
どんな人でもニヤリとしてしまいそうな瞬間が溢れるコミカルな世界。
でも、流れる時間はなんて優雅なのでしょう。
ケラケラと笑っていたと思えば、うっとりため息が出てしまう。
ピエール・エテックス、罪な男です。

●真舘 晴子(ミュージシャン/The Wisely Brothers)
「手のつかい方」が素敵だ。
彼の身体の動き、映像の表現には人間の人生への愛がある。
もし私がそれに迷ったとき、ジャック・タチとピエール・エテックス、
二人のことを思い出すだろう。

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