
2022年にデビュー40周年を迎え、12月にはベストアルバムを発売する中森明菜。『NHK紅白歌合戦』への出場が噂に終わるのか、サプライズ出演があるのか、ファンの期待は膨らんだままだ。今回は、明菜の代表曲のひとつ『TATTOO』の制作秘話をお届けしよう。
「僕の曲が(中森)明菜ちゃんのシングルに決まったとき、音楽家の仲間たちから『安里、よかったな。おめでとう! ベンツ買ってくれ』って言われましたよ(笑)」
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音楽プロデューサーで作曲家の関根安里さんは、1988年、明菜に『TATTOO』を提供した。オリコン1位を獲得した大ヒット曲だが、本作が関根さんの作曲家としてのデビューだったというから驚きだ。
「『TATTOO』は、夜中に映画『ベニイ・グッドマン物語』を観ていて生まれた世界観でした。1930年代の男女のカッコよさをジャングルビートで表現してみようと思って。アルマーニやベルサーチが流行っていたころの、グランドキャバレーのイメージですね」(関根さん・以下同)