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カタールのワールドカップ2022に隠れた真実。貧困地域を隠すための壁

カラパイア


 11月20日より、中東カタールで「2022 FIFAワールドカップ」が開催となった。大会のスローガンは、「“今こそがすべて“(Now is All)」だ。

 そんななか、海外のSNSでシェアされた1本の動画が物議をかもしている。街の貧困地域とそうでない地域を隔てるように、大きな「壁」が建設されていたことがわかったからだ。

貧困地域を隠すために設置された壁

 290万人が暮らす中東のカタールだが、そのほとんどが外国人労働者で、カタール国民は10%程度しかいない。天然ガスの世界有数の輸出国でありながら、その恩恵を受けるのは国民のみだ。

 首都ドーハの中心部には、高層ビルやショッピングモールが建ち並び、富めるカタール人たちが優雅に暮らす一方、外国人労働者が暮らしているのは、ドーバ郊外にある低層のアパートが建ち並ぶ貧困地帯だ。

ドーバ郊外の外国人労働者が住む地域

 先日TikTokユーザーが、カタールに設置された壁の動画をTikTokでシェアすると、たちまち注目を集めた。

 動画では、広い道を走行する車が進むにつれて、高い壁にさえぎられたもう1つのカタールの街の姿が見えてくる。

 モダンな高層ビルやおしゃれなカフェが建ち並ぶ都心地とは一変して、そこは、外国人労働者たちが暮らす貧しい地域である。
TikTokで動画を見る

 茶色の壁は、外部から訪れる人々に富裕国カタールのイメージを守るためか、視界から遮断しようとするかのように建設されている。

 文字通り、表からは見えにくいカタールの隠された部分だ。しかし、それは紛れもないもう1つの真実だ。

 それを隠そうとするかのような光景は、動画を見たユーザーの間で多くの物議をかもす結果となった。

 だが、なかには「貧しい地域の周りにフェンス建設をすることは普通」「ブラジルは、オリンピックでこれと同じことをした」「他の国でも主要な国際スポーツイベント中にフェンス建設をした」と主張するユーザーもいたようだ。

image credit:k_op11.5 / TikTok

カタールの顕著な貧富の差

 カタールでは、ワールドカップのスタジアム建設中に向けて何年も前から多くの労働者が出稼ぎに来ているが、これまで決して少なくない数の労働者が死亡しているそうだ。

 彼らの半分は、その死因がはっきりしておらず、故郷の遺族に詳細が知らされることはないという。

 ちなみに、富裕層エリアと貧困エリアは、航空写真で見ると明らかだ。

 カタールだけではなく、メキシコシティやペルーも生活水準レベルによって住む地域がくっきりとわかれている。





References:Qatar is allegedly building walls to hide poor neighbourhoods during the World Cup/ written by Scarlet / edited by / parumo

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