■メインテーマとサブテーマ
――霧江がムーンサルトしているシーン、伊吹がドロップキックを見せるシーンなど、迫力のある描写でしたね。
牧:絵を描くときはなんでも「実物を見ろ」「想像で描くな」とよく言われますが、プロレスラーの方々は本当に“画になる動き”をしてくれます。なのでサンプルには困りませんでした。それが上手く表現できていたのなら良かったです。
――伊吹からドロップキックを受けた時、蹴られていない2人の男子学生も一緒に吹き飛ぶように見えて、とてもプロレスを感じました。
牧:確かにそう見えますね。意図はしていませんでした(笑)。「プロレス面白いよ!」って伝えられれば良かったのですが、あまりプロレスというものに突っ込んだ話ではないので、どのくらい伝えられたのか不安です。それこそ、プロレスを感じてもらえる描写も、技の部分くらいしかないので。あとは「会場の熱量とかもっといろいろ込められたら良かったな」という反省点もあります。
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――また、「人目を気にしない」「好きなもの一つでもあれば人は救われる」といったメッセージの詰まった内容でした。
牧:「誰に何を言われようが、どう思われようが関係ない!自分の思うように進め!」がメインテーマで、「共通の趣味でつながるっていいよね!」というサブテーマもありました。
――今後の抱負を聞かせてください。
牧:連載を目指して頑張っています。もっといい漫画が描けるように頑張ります! 引き続きよろしくお願いします!
(望月悠木)