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【漫画】クラスの美少女が悪玉プロレスラーだったら……SNS漫画に気づかされる“嫌われる勇気”

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漫画『クラスの美少女が悪玉プロレスラーだった話』より

 スポーツに打ち込むヒロイン/ヒーローに主人公が魅了される青春漫画は多いが、Twitter上で公開されたオリジナル作品『クラスの美少女が悪玉プロレスラーだった話』は、一味違う。タイトルの通り、ヒロインは覆面レスラーであり、しかもヒール(悪玉)だ。にもかかわらず、王道感のある展開に胸を熱くさせられる良作に仕上がっている。

(参考:【漫画】『クラスの美少女が悪玉プロレスラーだった話』を読む

 男子高校生・伊吹はクラスメイトからパシリにされているが、“嫌われる”ことに対するトラウマから、断ることができずにいた。そんなある日、偶然クラスメイトの少女・霧江が覆面レスラーであることを知る。もともとプロレスファンだった伊吹は、彼女の試合に足を運ぶようになり、ヒールとしてブーイングを受けながら果敢に戦う霧江の姿を見て、徐々に変化していく――。

 作者の牧彰久さん(@aki_maki)は、漫画家のアシスタントをしつつ、出版社の担当者とタッグを組んで、連載を目標に制作を進めている気鋭の作家だ。新しい切り口の青春漫画である本作が誕生した背景など聞いた。

■プロレス熱が生んだ作品

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――“覆面ヒールレスラーとの出会い”という切り口が秀逸で、王道でありながらも新しさを感じるストーリーでした。

牧:本作は、僕がプロレスを見るようになって1年くらい経った時に描きました。「プロレスっておもしろい!」という熱量があふれていた時期だったので、「なんとかプロレスを題材に漫画を描けないか?」と思っていました。最初は“クラスの女の子が実はプロレスオタクの変な子”というキャラクターをもとにしたラブコメを考えていたのですが、どうも話が動かず……。ただ、“悪役レスラー”という要素を入れることで、なんとか話しがまとまった感じです。

――ベビーフェイスではなく、“ヒールに憧れる”という設定にした理由を聞かせください。

牧:「ヒールに憧れる」っていうのは、ちょっと異質・異端のようなイメージがありますが、「そこで一つキャラが立っているな」と思ったので採用しました。

――牧さんが考えるヒールレスラーの魅力は何ですか?

牧:「エンターテイナーとして嫌われ役・憎まれ役を担っている」というプロフェッショナルな部分に魅力を感じています。ベビーフェイスが喝采を浴びる中、ブーイングを浴びてでも、その道を貫く姿勢はとてもカッコイイです。

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