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「メタバースでセクハラ横行」 VTuberが読売新聞の恣意的報道に苦言 記事が削除される

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メタバースでのセクハラを取り上げた読売新聞の記事に対し、取材を受けたVTuberが苦言を呈した結果、記事が削除されました。

読売新聞がメタバース内でのセクハラ横行が報じる

苦言を呈したのはVTuberとして活動する「ねむ」(登録者数1.5万人)。YouTube上でメタバースに関する情報を発信しており、今年3月には『メタバース進化論』(技術評論社)を出版しています。11月21日には内閣府の「メタバース上のコンテンツ等をめぐる新たな法的課題への対応に関する官民連携会議」にもゲストスピーカーとして登壇しました。

メタバースとはインターネット上に存在する「3次元仮想空間」のことで、ユーザーはアバターと呼ばれる自分自身の「分身」を使って空間内を移動したり他のアバターとやり取りを行います。

11月21日、読売新聞が「仮想空間『メタバース』でセクハラ横行…臨場感あり『とにかく気持ち悪い』」と題した記事を公開。ねむとスイスの人類学者の調査によると全回答者の約半数がメタバース内で「何らかのハラスメントを受けたことがある」と回答したと紹介しました。

回答者の8割以上を占める日本の利用者は55.3%が「ある」と回答。日常生活に及ぼした影響について、27%が「軽度」、9.5%が「中程度」、3.6%が「重い」、3.9%が「極めて重い」と回答したことを紹介し、メタバースでのハラスメント対策が急務であるとしていました。

ねむが記事の訂正を要求

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これに対しねむは同日、ツイッターを更新し、記事について「『セクハラ横行』『対策急務』はさすがに煽りすぎかと思います」と苦言を呈し、訂正記事を出すよう求めました。さらにねむは「おそらく記事の趣旨に合わないという事で全カットされたと思われます」とのコメントを添え、取材を受けた際のやり取りの全文を投稿しました。

この中でねむは、メタバースでは相手を非表示にしたりブロックする仕組みが充実していることに言及。ハラスメントは、人によって感じ方が極端に違うものの「程度としてそんなに強いわけではない」ことが調査で実証されたと回答しています。

また「最近メディアがメタバースの危険性を過剰に煽ったり、政府がやけに規制に前向きだったりと、実際のユーザーの感覚からかけ離れた議論があちこちで起こっている」とし、こうした動きへの強い危機感を示すとともに、今回の調査が「地に足がついた議論に向けて一石を投じるものになれば」と答えていました。

記事のニュアンスと違いが

ねむが公開している「メタバースでのハラスメント」レポートでは、メタバースでのハラスメントが生活に与えた影響の程度について、読売新聞と若干数字が異なっていますが、29.1%が「軽いもの」、9.2%が「中程度のもの」、5.1%が「重度なもの」、3.3%が「極めて重度なもの」と、近い数値の回答結果となっています。しかし、半数以上の53.3%は「全く影響なし」と回答していたことが、読売新聞の記事では取り上げられていません。

また、法律やガイドラインについても8割近くが「必要ない」もしくは「各プラットフォームによるガイドライン等で規定されるべき」と回答しており、記事のニュアンスとかなり違っていることがわかります。

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