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「ひでんマシン」の廃止や「わざマシンマシン」の登場まで……『ポケモン』における必需品「わざマシン」の歴史を振り返る

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 さらに、『ポケモン ソード・シールド』では通常の「わざマシン」にくわえて「わざレコード」という新たなどうぐも登場。「わざレコード」は一度使うと壊れてしまうが、そのぶん強力な技を覚えられるものが多いことが特徴だ。

■「わざマシンマシン」の登場

 前述のとおり、『ポケモン S・V』では「わざマシンマシン」が登場する。

 「わざマシンマシン」は、ポケモンセンターで利用が可能。必要なポケモンの素材とLP(リーグペイ)と呼ばれるポイントを消費して「わざマシン」を作成するという、『ポケモン S・V』からの新システムだ。

 必要なLP(リーグペイ)は物語を進める旅の中で手に入ったり、「ポケモンのおとしもの」と交換できる。今作の「わざマシン」は一度使うとなくなってしまうが、必要な素材があれば何度でも作ることが可能だ。

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■現在に繋がる「ひでんマシン」の廃止 今後のシステムにも要注目!

 「わざマシン」同様にポケモンに技を覚えさせられる「ひでんマシン」は、『ポケモン 赤・緑』から『ポケモン X・Y』まで存在したどうぐだ。これには「ひでん技」が記録されており、技のラインナップには細い木を切り倒す「いあいぎり」や、滝を登って移動できる「たきのぼり」などがある。基本的にはフィールドを冒険する際に欠かせないものばかりで、ストーリー進行に必須のものも多かった。

 それゆえ、手持ちポケモンには「ひでん技」をなるべく多く覚えられる”秘伝要員”と呼ばれるポケモンを1匹は入れることが通例だった。しかし「ひでんマシン」は、『ポケモン サン・ムーン』で「ポケモンライド」が登場したことによって、ついに姿を消すこととなる。

 「ポケモンライド」とは、フィールドで専用のライドポケモンに乗って移動できるシステム。ちなみに、これの登場により「じてんしゃ」などのどうぐも同時に廃止されたため、ゲームに与えた影響は大きいと言える。

■「ポケモンライド」の進化

 すでにお気づきの方もいるかもしれないが、『ポケモン サン・ムーン』で生まれた「ポケモンライド」は、今年発売された『Pokémon LEGENDS アルセウス』に引き継がれている。

 『Pokémon LEGENDS アルセウス』では、フィールドごとにライドできるポケモンが異なり、プレイヤーが切り替える仕様だった。また、ライド用ポケモンはストーリーが進むごとに一匹ずつ仲間に加わるため、徐々に移動範囲が広がるようになっていた。

 しかし、『ポケモン S・V』では本作の伝説のポケモンであるミライドンとコライドンがこの「ライドポケモン」の役割を担う。発売前に公開されたトレーラーでも、行きたい地形やフィールドに合わせてポケモンが自動でフォームを変更してくれる様子が確認できた。

■今後の「わざマシン」の行方にも注目

 本作から実装される「わざマシンマシン」は同じく新システムのテラスタルと同様に、ストーリーやポケモンの育成において重要な役割をもつことはもちろん、「わざマシン」が再び消耗品となったことも含め、ランクバトルなど対人でのポケモンバトルを意識した仕様になっているのではないだろうか。

 これまで「ポケモン」シリーズは、多くのどうぐや戦闘システムなどを実装し、時代に合わせて形を変えながらプレイヤーを楽しませてくれている。「わざマシン」もプレイヤーにとっては非常に馴染み深く、冒険に欠かせないどうぐだ。しかし、そんなどうぐやシステムの中にも、廃止になったり大きく形をかえるものも多い。

 初実装となる「わざマシンマシン」は、今後のシリーズでも続いていくのか。また、別の形のどうぐやシステムになるのか。ゲームの本筋とは少し離れるが、そういったニッチな目線からもゲームを楽しんでみるのはいかがだろうか。
(文=にしなののか)

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