top_line

【 最新ニュースをアプリでサクサク読むなら! 】

【小説】婚約者のふりのはずなのに…「誰にも渡したくない」

幻冬舎ゴールドライフオンライン

会社が倒産してアパートを追い出され、雨の中で行き倒れていた西ノ宮沙優。そんな時、沙優は大企業の社長・南條貢に拾われ、彼のマンションに置いてもらえることになる。しかし、それはとある条件付きで――!? 男女の想いと過去の愛が交錯する、二編のラブ・ストーリー。※本記事は、ラヴKISS MY氏の小説『落花流水のように 巡り合い、惹かれ合う男女が織りなす愛のゆくえ』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。

第三章 嫉妬

俺は今日も一人で食事を済ませた。珍しくアルコールを浴びるように飲んだ。マンションに戻ると、沙優がベッドにいない。また部屋かと思いながら覗くと、やはり毛布にくるまり寝ていた。

そんなにも俺とベッドを共にしたくないということか。俺はアルコールのせいか抑えていた気持ちが溢れ出した。沙優をベッドに運び、抱きしめた。目を覚ました沙優はビックリした様子で俺を見つめた。

「南條さん、あの……」

「沙優、どうしてベッドで寝なかったんだ」

広告の後にも続きます

沙優が何か言葉を選んでいる様子だったが、俺は構わずキスをした。

「ん、ん」

唇から首筋へと移動し、沙優の腕を頭の上でクロスさせた。

「南條さん、どうかしたんですか」

「理由がなければ、沙優を抱けないのか」

「抱くって」

  • 1
  • 2

TOPICS

ジャンル