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巨人・中田翔 数字だけでは計れない貢献度で大幅アップなるか/どうなる!? 契約更改

週刊ベースボールONLINE


巨人・中田翔

どん底から見事によみがえった中田翔には、うれしいニュースが待っているはずだ。今オフの契約更改では年俸アップが予想される。

 昨オフ、自己最高年俸の3億4000万円から、減額制限(1億円超は40パーセント)を超える56パーセントダウンの年俸1億5000万円でサイン(金額は推定)。苦しみ抜いた1年の末に、大減俸を突きつけられた。

 日本ハム在籍時の昨年8月にベンチ裏で同僚への暴力行為が判明し、出場停止処分を受けて無償トレードで巨人入り。その後、34試合に出場したが、打率.154、3本塁打、7打点と低迷し、中田は契約更改後の記者会見で「結果を残せていないので仕方ない」と受け入れた。

 今季は前半戦に2度の二軍落ちを味わいながらも、後半戦では勝負強く、豪快な本来の打撃を取り戻し、不振の岡本和に代わる形で四番に定着。「油断して調子に乗って、またアカンくなるケースもある」。そう自らに言い聞かせながら、おごることなく、最終的に109試合に出場し、打率.269、24本塁打、68打点の堂々たる成績を残した。卓越したハンドリングの一塁守備を含め、貢献度は数字だけでは計り知れない。来季の「期待料」も込め、年俸がはね上がる可能性もある。

 FA権も保持しているが、今季終了後に「僕は今、来季もジャイアンツのために頑張る気持ちは強い」と断言。チームを引っ張る33歳の熱い気持ちに、球団も報いるだろう。

写真=BBM
 
   

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