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エイリアンの落とし物?イギリスの海岸に打ち上げられた巨大な袋状の物体の正体は?

カラパイア


 イギリス、コンウォールの海岸で犬の散歩をしていた人が、不気味な白い袋状の巨大な塊のような物体に出くわした。

 エイリアンが地球に上陸した際のパラシュート的な何かなのか?それとも地球の大気や重力で溶けだしてしまったエイリアンなのか?

 というかいい加減エイリアンから離れることにするが、専門家によると、ある海洋生物の内臓の一部である可能性があるそうだ。

イギリスの海岸に打ち上げられていた謎の袋状の物体

 10月下旬のお昼頃、イギリス、コンウォールのマラジオンビーチを犬と散歩していた地元の住民、ヘレン・マーロウさんは、海岸で驚くべき物体に遭遇した。

「まるで、巨大な白い肉の塊みたいに見えました」とマーロウさん。手足などはっきりし
た特徴はなにもなくて、ただの塊のようでした」

 潮が引いたすぐ後に、海藻に覆われたこの塊の山が現れたという。

目立った裂け目や、刺激臭、腐敗臭はありませんでしたが、とても触る気にはなれませんでした。ブーツの先で突いてみると、大きなゼリー状の脂肪のように、ぶよぶよしていました
 マーロウさんの飼い犬は、興奮してこの謎の塊のいたるところに体をこすりつけようとした。つまり、この塊はなんらかの有機物だということだが、

 それ以上のことはわからず、正体は皆目見当もつかなかった。「これまで見たこともないもので、いったいなんなのか、まったく想像もつきません」

クジラの胎盤、土嚢、しぼんだ気象観測気球、様々な説が浮上

 マーロウさんは、この不気味な塊の写真を英国海洋生物研究学会のFacebookに投稿してみた。すると、この物体の正体について、クジラの胎盤、土嚢、しぼんだ気象観測気球など、さまざまな意見が出てきた。

 まもなくこの投稿が、この地域の海岸に漂着した死んだ有機物を記録しているコンウォール野生生物トラスト(CWT)の目に留まった。

 最初、専門家たちは、この得体の知れない物体を、クジラの胎盤ではないかと考えた。

 海洋保護の担当者であるアビー・クロスビーさんは、本当に興奮したと語った。もし胎盤なら、最近、この付近でクジラの赤ん坊が生まれたということになるからだ。

クジラの胃袋である可能性が濃厚

 しかし、英国のクジラ座礁調査プログラム(CSIP)が調べた結果、このゼラチン質の塊はクジラの胃袋であることが判明した。どのクジラのものかはわからないが、その大きさが手がかりになった。

 「とにかく大きいのです」とクロスビーさんは言う。つまり、かなり大きなクジラのものと思われた。

 ナガスクジラ、ミンククジラ、ザトウクジラなど、多くの大型のクジラが、英国の海域を定期的に通過する。それほど頻繁ではないが、マッコウクジラやホッキョククジラなどもやってくることがあるという。

 この胃袋は、海岸から遠く離れた海面でクジラの遺骸が分解して、そこから流れ着いたものである可能性が高いという。

 海鳥などの海の掃除屋は、たいてい死んだクジラの生殖器をお目当てに集まる。柔らかく、クジラの肉や脂身に到達するのに大きく切り開くことができる開口部が、すでにあるからだ。

 そのため、死んだクジラの下腹部分がぱっくり開いているのは珍しいことではないという。クジラの内臓がこぼれ出てしまった理由が、これで説明できるのではないかと、クロスビーは言う。

 だが、クジラの胃袋だけがこのように海岸に漂着することが、よくあることなのかどうかはわからない。クジラの遺骸全体が流れ着くことがあっても、それ以外の”断片”は無視されることが多い。

詳しく調べようにも消えてなくなっていた

 残念なことに、このクジラの胃袋を調べて、もっと追究する機会は、今や失われてしまったようだ。この物体は消えてなくなっていたのだ。

「波にさらわれたか、海鳥や魚に食べられてなくなってしまったのでしょう」とマーロウさんは言う。

 それでも、クロスビーさんにとって、こうした目撃情報は非常に重要だ。

「私たちが住んでいる海岸線のすぐそばに、巨大な海の生き物が生息しているということで、イギリス人の多くがそれに気がついていないだけなのですから」

References:Weird ‘alien’ sacks wash up on UK beach, most likely a whale’s stomach | Live Science / written by konohazuku / edited by / parumo

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