11月15日、YouTubeの公式チャンネル「YouTubeクリエイター」(登録者数3万人)が、「YouTube の検索と見つけやすさ: 「アルゴリズム」とパフォーマンスに関するよくある質問」を公開しました。
クリエイターの疑問に回答、「おすすめシステム」はどんな動画を好むのか
この動画は、クリエイターからの疑問に答える形で、「YouTubeの検索と見つけやすさのシステム」を短くまとめたものです。
YouTubeのトップページや検索画面、関連動画などで使用されている動画の「おすすめシステム」。おすすめされると再生回数の増加が期待できることから、YouTuberにとってはどういった仕組みなのか気になるところです。
解説によると、動画は数百の“シグナル”に基づいてランクづけされており、シグナルは、①視聴者によるパーソナライズと、②動画のパフォーマンスの2つのカテゴリに分類されるとのこと。パーソナライズは、おすすめ動画を視聴する、無視する、非表示にする、といったリアクションに基づいており、動画のパフォーマンスはこれらに加え、動画の平均視聴時間と平均視聴率が重要な指標となるそうです。
おすすめシステムでは、特定のタイプの動画を優先することはなく、
アルゴリズムや分析情報について熟知しようと気を揉むよりも、視聴者を知り視聴者の好みを把握することに力を入れましょう
広告の後にも続きます
と、クリエイターに呼びかけています。ちなみに動画のタイトルやサムネイルの変更がランキングに影響する場合はあるものの、これもあくまでも視聴者の反応の結果だそうです。
クリエイターの疑問に回答、「おすすめシステム」はどんな動画を好むのか
動画の収益化が認められているかどうかも、検索やおすすめシステムには影響しないとのこと。ただし、きわどい内容や暴力など不適切な内容だと、おすすめされない場合はあるそう。
週1回など、一定以上の頻度で投稿をするべきかについては、YouTubeの分析の結果、頻度と視聴回数の増加に相関がないことが分かったとして、「量より質」をお勧めし、「燃え尽き症候群にならないためにも、自分の健康管理を心がけましょう」とアドバイスされています。
一方、視聴者数に影響を及ぼす要因には、主に「トピックインタレスト」「競合」「季節性」の3つが挙げられています。
「トピックインタレスト」は、あるトピックが話題になったり忘れられたりと、時間が経つにつれて変動します。その時々のトレンドはGoogleトレンドやYouTube検索インタレストから調べるのが良いようです。
「競合」では、自分が優れた動画を投稿しても、他のクリエイターがより高いパフォーマンスを発揮していると、人気が集まりにくくなる可能性があるとのこと。「季節性」は、視聴者数が1年の時期ごとに変化するというもので、長期休暇の前後では変動しやすいため、クリエイターは視聴者の居住国やその生活の背景を考慮する必要があるとアドバイスされています。