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死んだ両親を見つけたと思い走り出す幼い弟 現実を聞かせる姉 「シスター 夏のわかれ道」本編映像

映画スクエア

 11月25日より劇場公開される、中国のアカデミー賞と言われる金鶏奨で助演女優賞を受賞した映画「シスター 夏のわかれ道」から、本編映像の一部が公開された。

 映像は、幼いズーハンが、突然亡くなった両親の姿を見つけて走り出すシーンを切り取ったもの。ある日、アン・ランとバスに乗っていたズーハンだったが、突然何かを見つけて飛び降りる。制止するアン・ランを振り切り、「パパ!!ママ!!」と大声で叫びながら、雑踏の中を追いかけるズーハン。「いい加減にして」「パパの車だった」と押し問答が繰り広げられたあと、アン・ランはズーハンの目をじっと見つめて、「聞いて。パパとママは死んだの」とあまりにも悲しい現実を聞かせる。

 弟ズーハンを演じたのは、天才子役として中国で注目されているダレン・キム。澄んだ目と自然なたたずまいが製作陣の目に止まり起用され、撮影当時4歳半だった本作で映画デビューを果たした。脚本を担当したヨウ・シャオインは、「あっという間に演技が上達し、私たちを驚かせた」と絶賛し、イン・ルオシン監督は撮影中に思わずもらい泣きしてしまうほどの演技を見せたという。

 姉を演じたのは、若手実力派スターのチャン・ツィフォン。長い髪をばっさりカットし、舞台となった四川省成都の方言を完璧にマスターして撮影に臨んだ。チャン・ツィフォンは、5歳でCMデビューし、「唐山大地震」では最年少で新人賞を受賞。2019年に米フォーブス誌が発表した“中国有名人ランキングTOP100”のリストにランクインするなど、国民的人気を誇っている。イン・ルオシン監督は、彼女の内面的な強さや感覚の鋭さが役柄と非常にマッチしていると感じ主演に抜擢。「ツィフォンはものすごい才能を持っている。彼女はまるで役を体の中に取り込める入れ物のようだ」と語っている。

 「シスター 夏のわかれ道」は、見知らぬ弟が現れて突然姉になった女性を描いた作品。疎遠だった両親を交通事故で失い、見知らぬ6歳の弟・ズーハンの養子先が見つかるまで面倒をみることになったアン・ラン。しかし、アン・ランには幼い弟を思いやる気持ちが少しずつ芽生えていく。アン・ランを演じるのは岩井俊二監督作「チィファの手紙」に出演したチャン・ツィフォン。本作が長編2作目となるイン・ルオシンが監督を務め、脚本はヨウ・シャオインが担当。新鋭の女性作家がタッグ組み、中国社会の背景にある一人っ子政策と家父長制の影に真正面から切り込んでいる。

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【作品情報】
シスター 夏のわかれ道
2022年11月25日(金) 新宿ピカデリー、 ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
配給:松竹
© 2021 Shanghai Lian Ray Pictures Co.,Ltd.  All Rights Reserved

 
   

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