1億円をゲットした「大迫傑」自慢のシューズは2万8000円
1億円をゲットした「大迫傑」自慢のシューズは2万8000円
 「誰と走ってみたいというのはないです。より強い環境で、上の選手たちとの勝負が大事だと思っています」  10月21日に都内でおこなわれた「かけっこ教室」の後、こう答えたのはマラソン選手の大迫傑(27)だ。続いて「ライバル...

 

「誰と走ってみたいというのはないです。より強い環境で、上の選手たちとの勝負が大事だと思っています」

 

 10月21日に都内でおこなわれた「かけっこ教室」の後、こう答えたのはマラソン選手の大迫傑(27)だ。続いて「ライバルは?」と質問すると、きっぱりと言い切った。

 

 

「特にいなくて、あえていえば、自分自身に打ち勝つことです」

 

 先日のシカゴマラソンで日本新記録を叩き出し、「賞金1億円」の話題とともに、東京五輪マラソン代表の筆頭候補として時の人となった大迫。

 

 日本人初の2時間5分台に突入した大迫だが、その快走には、あるシューズの存在が大きいとスポーツ紙記者は語る。 

 

「いまマラソン界で注目を集めているのが、大迫も履くナイキの『ズームヴェイパーライ4%フライニット』(以下、ヴェイパーフライ)というシューズ。

 

 ヴェイパーフライはレース用シューズで常識とされる『軽くて薄い』という固定概念を崩した『厚底シューズ』です」 

 

「時代はヴェイパーフライ」という勢いで、マラソン界を席巻している。2018年9月に世界新記録を出したケニアのエリウド・キプチョゲ(33)も着用。

 

 シカゴマラソンでは3位の大迫を含め、上位5選手の脚をヴェイパーフライが “守って” いた。前日本記録保持者の設楽悠太(26)もヴェイパーフライを履いている。
 

「ヴェイパーフライは、厚底部分にカーボンプレートが入っています。それがあるため、柔らかいクッション性ではなく、バネのような反発性が出る。

 

 厚いけど軽くて、疲れず、反発があるヴェイパーフライを履くと、『脚に羽が生えたみたいだ』と語る選手もいました」(前出のスポーツ紙記者)

 

 大迫もその性能について、シカゴマラソン後に出演したテレビ番組で語っている。

 

「自然に脚が出ちゃうという感覚があると思います」

 

 ちなみに、大迫が履くのは足型を取った特別仕様のものではなく、2万8080円(税込み)で市販されているモデル。とあれば、一般人でも高速シューズを体感できるのか?

 

「ヴェイパーフライを誰もが使いこなせるわけではありません。アフリカ人選手特有の、爪先から入って踵をつけない『フォアフット走法』に適した設計になっているからです。

 

 この走り方のほうがスピードは出やすいが、持久力に難があり、日本人にはできないといわれてきました。なぜなら、日本人の多くは骨盤が地面に向かってまっすぐ。どちらかというと、ベタ足で持久性の高い走り方をしたほうが合っている。

 

 対して、アフリカ人は一般的に骨盤が少し前に傾いている。大迫も日本人には珍しく、前傾気味の骨盤なので、フォアフット走法が可能なんです。さらに、クッション性が高いヴェイパーフライで持久性も補うことができる」(陸連関係者)

 

 大迫には、解説者の金哲彦氏も大きな期待を寄せる。

 

「彼がすごいのは、3度のマラソンで後半のまとめを一度も失敗していない点。シカゴでは風が強い厳しい条件で日本新をマーク。条件次第では2時間4分台もありえる」

 

 日本のエースが大きな武器を得たいま、男子マラソン復活は近い。

 

(週刊FLASH 2018年11月13日号)

(更新日:2018年11月5日)

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