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VICTORが母国開催で2度目の優勝!B-GIRLは16歳のINDIAが初優勝「Red Bull BC One World Final 2022」

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INDIAは最年少での優勝となり新たな歴史を創った

2022年11月12日(現地時間)、アメリカ・ニューヨークにて、今年で開催19年目を迎える世界最高峰の1 on 1のブレイキン・ダンスバトル・トーナメント「Red Bull BC One World Final 2022」が行われ、B-BOY、B-GIRL共に今年のチャンピオンが決定した。B-BOYはアメリカのVICTOR、B-GIRLはオランダのINDIAが優勝した。VICTORは2015年のローマ大会と合わせて、2度目のRed Bull BC One World Final優勝となった。

今大会は招待枠(ワイルドカード)にて、B-BOY12名、B-GIRL11名の出場が事前に決まっており、TOP16の残り枠は、10日に行われたLast Chance Cypherの結果で出場選手が確定している。B-GIRLは、過去にワールドファイナル出場経験のあるダンサーが少なく、非常にフレッシュな顔ぶれであった。ただし、直近の世界大会などで、活躍を見せているB-GIRLも多く、これからの世代においての世界トップレベルの戦いとなった。B-BOYではディフェンディングチャンピオンのAMIRに加え、Red Bull BC One All Starsのから4名のメンバー(VICTOR 、LEELILLZOOPHIL WIZARD)が参戦。世界での経験値や実績があるメンバーに、若手BBOYたちが挑んでいくかたちとなった。

バトルの合間には、HIPHOPとブレイキンのルーツに敬意を表し、ニューヨーク・ブロンクスから生まれたHIPHOPムーブメントの伝説的アーティスト、Grandmaster CazとRakimが特別パフォーマンスを披露。さらに、クイーンズ区のHIPHOPデュオBlack Sheep、ダンスクルーJabbawockeezによるパフォーマンスも行われ、会場に多くのオーディエンスとメディアが集まっていた。

日本人BBOYのISSIN・YU-KIは初出場で世界ベスト4の大健闘

10日に行われたLast Chance Cypher(世界最終予選)にて、初出場のチャンスを掴んだISSINは、この日も初戦から会場をロック。1ムーブ目から得意とするパワームーブで会場を沸かせ、ニューヨークのオーディエンスを味方につけながら、バトルを進めた。ベスト16、ベスト8と相手に差をつけて勝利し、決勝行きをかけて、Red Bull BC One All Starsに所属するオランダのLEEと戦った。セミファイナルのムーブでも、ISSINのスタイルを貫き、最後までタフに力強いムーブを続けたが、テクニックとフレーバー、そしてオリジナリティを兼ね備えたLEEの方が勝り、ジャッジ票4-1で敗れた(ジャッジ票は全5票)。しかしながら、昨年に初めて日本の地方予選を優勝し、今年になって初めて日本大会で優勝、そしてそのままの勢いに世界ベスト4と、ISSINは急激なスピードで成長を見せ、ブレイキンシーンの階段を駆け上がっている。同じ日本のYU-KIも、初出場でベスト4の大快挙。クオーターファイナルでは、2018年大会に世界一の経験を持つオーストリアのLILLZOOに勝利した。両日本人BBOYともに、前日のインタビューで「明日は全て出し切りたい!」とコメントしていたことが有言実行することができ、この結果に繋がったと思う。

海外勢では、クオーターファイナルでのRed Bull BC One All Stars対決、VICTOR とPHIL WIZARDとバトルが名勝負となり、事実上の決勝戦と言っても過言ではない内容だった。お互い国際大会での経験と実績は申し分なし。バトル中もほとんどミスがなく、細かな技術を多く取り入れた非常にハイレベルな戦いであった。VICTORは、初戦こそ少し本調子が出なかったものの、それ以降のバトルでは動きを修正し、見事ファイナルでも勝利。優勝後のインタビューでは「最後のムーブが終わった後に、絶対自分が勝ったと思った」と勝利を確信していたことをコメント。VICTORにとっては、母国アメリカのオーディエンスによる大声援が、タフに最後までムーブを続けることの後押しともなっただろう。2度目の優勝については、「正直言って、夢のような気分です。また優勝できたことが信じられない。ただ、また優勝出来るということも証明したいと思っていたので、嬉しかったです。」と語った。

会場で観戦していた、日本のブレイキンシーンの先駆者であるTAISUKE(Red Bull BC One All Stars)が、「Red Bull BC Oneは1バトル3ムーブなので、ベスト8までにシグネチャームーブは出し切っていることが多い。通常のバトルでやっていることを既に出してしまった後に、どれくらいの力が残っているか?がポイント」とコメントしていた通り、体力と技術のバリエーションの両方を持ち合わせていないと、優勝することが出来ないのがRed Bull BC One なのである。(通常は1バトル2ムーブであることが多い)

BGIRL INDIAはディフェンディングチャンピオンを倒しての初優勝、日本からはYUIKAが出場

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B -GIRLでは、Red Bull BC One初登場のダンサーが多く、最近の国際大会で名を馳せている、24年パリ五輪に向けての注目B-GIRLが活躍した。中国の671や、韓国のFRESHBELLAは、これからのアジアを引っ張る若手のB-GIRL。今回出場はなかったが過去優勝経験のAMI、今回のジャッジを務めたAYUMIなど、国際大会に強い日本のB-GIRLに次ぐ存在だ。優勝したオランダのINDIAも同様に、最近のヨーロッパ選手権で優勝するなど、直近で目覚ましい活躍を見せるB-GIRLの一人。ファイナルでは、アメリカのLOGISTXとのバトルで、会場の雰囲気的には完全にアウェーであったが、最後まで自分のスタイルを貫き、ムーブを出し切ったことが優勝に繋がった。優勝したINDIAはディフェンディングチャンピオンとの真っ向勝負に関して、「ディフェンディングチャンピオンと戦わなければならなかったので、ベストを尽くさなければ勝てないと思っていました。彼女と戦えて本当に幸せでした!」と語った。

なお、日本のYUIKAは、初戦で惜しくもジャッジ票1差で敗退。B-GIRLでも、B-BOY部門同様にクオーターファイナルからは、ジャッジ票が割れる接戦が多く、見応えのあるバトルが続いた。HIPHOPの聖地ニューヨークで、新たな歴史が創られた「Red Bull BC One World Final 2022」。来シーズンはどんなドラマが待っているのか楽しみである。

The moment of「Red Bull BC One World Final 2022」

開催概要

大会名称:Red Bull BC One World Final 2022
開催日時 :11月13日(日)午前8:00~12:00(日本時間)
開催場所 :アメリカ・ニューヨーク
内容:2022年の世界No.1 B-Boy、B-Girlを決める ソロバトル大会
結果:B-Boy優勝 Victor(アメリカ)、Yu-kiとISSINはベスト4、B-Girl優勝India(オランダ)、Yuikaはベスト16出場者

B-Boy招待選手(ワイルドカード):9名
Amir(カザフスタン)、Victor(アメリカ)、Lee(オランダ)、Quake(台湾)、YU-KI(日本)、Wildchild(インド)、Marlone(フランス)、Alvin(ベネズエラ)、Lorenzo(オランダ)、Phil Wizard(カナダ)
+Red Bull BC One Last Chance Cypher勝者4名 :Lil Zoo (オーストリア)、Illz (カナダ)、Mighty Jimm (ベルギー) Wigor (ポーランド)
+Red Bull BC One Last Chance Cypher Most Outstanding Breaker2名:Mini Joe(スペイン)、ISSIN(日本)以上、計16名

B-Girl招待選手(ワイルドカード):11名
Logistx(アメリカ)、Kimie(フランス)、Isis(エクアドル)、Yuika(日本)、Anti(イタリア)、India(オランダ)、 671(中国)、Luma(コロンビア)、Emma(カナダ)、Freshbella(韓国)、Swami(メキシコ)
+Red Bull BC One Last Chance Cypher勝者4名:Sunny (アメリカ)、Alessandrina (イタリア)、Vanessa (ポルトガル)、Paulina (ポーランド)
+Red Bull BC One Last Chance Cypher Most Outstanding Breaker1名: Carlota(フランス)以上、計16名

ジャッジ:Ayumi(日本/女性)、Fabgirl(ブラジル/女性)、Jey(フランス/男性)、Kid Glyde(アメリカ/男性)、Sick(韓国/男性)

Red Bull BC Oneとは

2004年より開催し、今年で19回目を迎えた規模、レベル、ステータス、どれをとっても唯一無二の世界最高峰1対1ブレイキンバトルトーナメント。毎年 、何千ものB-BoyとB-GirlがWorld Finalへの出場を求めて競い、これまで世界30カ国以上で予選を開催しています。2016年のWorld Final(名古屋)でISSEIが日本人初のチャンピオンに、2018年World Final(スイス)でAmiが初代B-Girlチャンピオン、そして2020年World Final(オーストリア)でShigekixが史上最年少チャンピオンに輝いています

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