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魚を散歩させる究極の方法。頭に装着した透明のヘルメットに水と金魚を仕込んでみた

カラパイア


image credit:LOIC VENANCE

 魚にだって散歩させたいという願望を持つ飼い主は結構いるようで、これまでにも魚を散歩させるためのアイデアグッズが開発されていたが、この方法は実に斬新だ。

 どこかと思えば世界屈指のアート大国フランスだった。今月初め、人でにぎわうブルターニュの港町に、金魚鉢のような透明の球形ヘルメットを装着したパフォーマー「アクアマン(Aquaman)」が出没。

 ヘルメットの中には水と金魚が入っていて、顔の回りに金魚を泳がせながらの散歩である。

その名はアクアマン。金魚が泳ぐヘルメットで現れた2人

 ヘルメット型の金魚鉢という奇妙な風体で現れ、群衆の度肝をごっそり抜いたのは「アクアマン(Aquaman)」と称するパフォーマーだった。

 彼らは今月1日に人がにぎわうブルターニュの港町サンマロにペアで出没していたそうだ。

 謎の2人がそろって頭にかぶっていたのは透明な丸いヘルメット

image credit:LOIC VENANCE

 それだけでもすでに奇天烈だが、なんと中には本物の水と生きた金魚が封入されているらしく、顔のあたりで金魚を泳がせたままねり歩く、というシュールな光景がくりひろげられていた。

 また具体的な構造は不明だが、彼らは特殊なバルブで呼吸していたそうだ。

ヨット レースのイベントにぴったりの不条理なパフォーマンス

 この日集まった人々は、サンマロの港で近々開催される大西洋単独横断ヨット レース「Route du Rhum」のイベントで盛り上がっていた。

 世界的にも有名な4年に一度のレースを前にお祭り騒ぎを始めた人々。その人混みの視線をもれなく集めていたのがこの2人だった。

 このパフォーマンスを取り仕切るMachtiern社のパフォーマー、モーガン・マニーニ (38歳)さんは「大海原を行くヨットの航海と、この公演の不条理なイメージがよく合っている」と語っていたそう。

image credit:machtiern.org

 同社によると、2人のアクアマンは混乱した双子のように歩き回り、見ている人に「こっけいで詩的で当惑させるイメージ」をもたらすという。

2020年のアクアマン

Les Aquamen’S par la compagnie Machtiern from Agence Everest on Vimeo.

 アーティストである2人は、通称「バブル(泡)」と呼ぶこの金魚鉢をかぶることで「障壁(バリア)が生じた際に他者と接触する能力をめぐる根本的な問題」を提起してるそう。

閉所恐怖症に向かないパフォーマンス。大量の水を飲む恐れも

 一方でマニーニ さんはこのパフォーマンスは万人向けではないとコメント。
さかさまにした潜水鐘(せんすいしょう)を頭に装着してるようなものです。閉所恐怖症の人にはすすめられません。たとえ何か問題が発生しても公にはなりません。一歩間違えば大量の水を飲むことになります。
 潜水鐘とは昔の潜水装置だそうだ。鐘によく似た金属製の大きな構造物で伏せた状態で使用する。昔の人はこれを水中に沈め、水上から管で空気を絶えず送り続けることで、中に入った人が溺れないようにしていたという。英語圏ではその形からダイビング・ベルともよばれる。

 てっきり今どき二重構造とかかと思ったら、金魚が入った満水の鉢に頭を入れた状態で歩いてるってこと?つまりよい子は真似しちゃダメなやつ。冗談抜きで溺れかねない危険なパフォーマンスとみた。

 ただそれなりに対策もきっちりしているそう。金魚鉢に見立てた「泡」は各パフォーマーに合わせて成形したもので、スーツのほうも首の周りから水が決して漏れないよう何年もかけて完全防水にしたそうだ。

image credit:LOIC VENANCE

10年以上一緒の金魚も。パフォーマンスには訓練した魚を使用

 ちなみに中の金魚は彼らが元から飼っているのもので、しっかりとトレーニングを積んだ魚たちだそう。
私たちは中国からイギリスまで世界中で公演しています。場所がフランス国内なら自分たちで魚を運び持ち込んでます。中にはこの活動を始めてから10年以上一緒の魚もいます。
 なんせ形からしてこれだもの。遠目でもアバンギャルドなシュールみがもれなく伝わること確実だが、顔周りでガチな金魚が泳いでるとくれば二度見や三度見だって足らないはず。

2013年のアクアマン

Les AquamenS de la compagnie Machtiern

 にしても人も金魚も命がけのパフォーマンスとは。いくら承知でやっているとはいえややダイレクト過ぎるというか、もう少し安全な仕掛けのほうが見てるほうも楽しめるんじゃないかな。

References:telegraph / boingboingなど /written by D/ edited by parumo

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