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【#4】文化放送アナウンサー西川あやのの読書コラム/バブルでない時代に生まれた悦びを感じるために

ホンシェルジュ

本当の自分はもっと元気なのだ!と信じたいとき、ありませんか?

バブルでない時代に生まれた悦びを感じるために

今も会社では下っ端の方なので、「西川は元気だよね。」「やっぱりまだ若いよ。」などと言ってもらえることもよくありますが、「今日疲れてるね。」「さすがにスケジュールきついか。」「連日飲み過ぎ?」などと、心配(?)していただくことも最近は増えました!

 

そのように声をかけられたときは、心の中で、もう1人の自分がぴょんぴょん飛び跳ねてアピールしている。いや、違うんです。私は本来、もっとももっと元気なんです。もっと頭の回転は早いし、打てば響く受け答えが出来るし、目の下にクマなんてありません。まだまだいけます。何時間でも生放送に臨めますし、いくらでも飲みにいけます。どんな集中力も永遠に続くんです。と…。

周りからもそう見られたいと願いつつも、そうはいかず…。年齢のせいなのか?元々の体力のせいなのか?筋肉量?実際に取った睡眠量?どうにかして、この心と身体の元気の矛盾を埋めたい……。

 

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私はこの自分のモヤモヤを、全て時代のせいにしたいと考えます。

 

就職活動時、あらゆる企業の初任給を知り、平均年収を知り、社会人になっても思い描いていた生活を全て実現できる訳ではないことを知りました。他の就活生と同じように。そんなときに想望せざるを得なかったのが、バブル時代です。

日本全体で浮かれていて、誰もがお金を稼いで焦って使って、踊ったりしていた時代。1986年〜1991年くらいに若者として時代を謳歌していた世代から漏れ伝わるバブル時代のエピソードトークは、我々世代にはおとぎ話に聞こえるものです。

 

毎日ドンペリを飲んでいた。1万円をひらひらしないとタクシーが捕まらなかった。20代でバーキンを持てた。就職活動で内定が出ると囲い込みのため温泉旅行に行けた。それがハワイのこともあった。

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