②『ファルケン・シュタイン リースリング 2019年』
品種:リースリング100%
生産者:ファルケン・シュタイン
黄桃や花、白コショウのニュアンス。ボリュームのある果実味とみずみずしい酸。
③『トラミン ゲヴュルツトラミネール 2021年』
品種:ゲヴュルツトラミネール
生産者:トラミン
モモやライチのようなアロマティックな香り。ピュアで生き生きした酸が楽しめる。
④『ナルス マルグライド シルミアン ピノ・ビアンコ 2019年』
品種:ピノ・ビアンコ
リンゴや柑橘の果実、熟したパイナップルの豊かなアロマ。それでいて飲み口は軽やか。
⑤『フィッチェル ピノ・ネロ リゼルヴァ マタン 2017年』
品種:ピノ・ネロ100%
生産者:フィッチェル
やさしい赤系果実の香り。口当たりは柔らかくエレガントなスタイル。
⑥『コーネル ソーヴィニヨン・ブラン “オベアベルク” 2019年』
香り高く、しっかりした味わい。塩味を伴うミネラル感も特徴。
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
生産者:コーネル
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⑦『ムリ・グリ ラグレイン・リゼルヴァ “アブタイ・ムリ” 2012年』
品種:ラグレイン100%
生産者:ムリ・グリ
ブラックベリーやスミレの柔らかな香りに、スパイスのタッチも。
料理は素晴らしいマリアージュを享受できるようさまざまな工夫があった。
例えば①『カンティーナ ヴァッレ・イサルコ』と「国産ズワイ蟹と根セロリのレムラード」の組み合わせ。ワインとズワイ蟹にミネラルという共通点もあるが、ポイントは添えられた青リンゴのソース。ワインにあるミツのような香り高さと、青リンゴのさわやかな味わいがマッチした。
メインの「香川産オリーブ豚ロース肉のプランチャ 粒胡椒&バルサミコソース」にはソースによって2種類のワインを合わせた。オレンジのソースには、⑥『コーネル ソーヴィニヨン・ブラン “オベアベルク”』を合わせ、ワインの柑橘にフォーカスした。バルサミコソースには⑦『ムリ・グリ ラグレイン・リゼルヴァ “アブタイ・ムリ”』。ソースのスパイス感をワインにマッチさせる趣向を凝らしたマリアージュ。
今回は「ワインに集中してほしい」という思いのもと、ワインはすべてブラインド・テイスティングで提供された。料理との合わせ方も素材、付け合わせ、ソースなど細部までこだわり、まさに“ベストマッチング”を目指した料理とワインを楽しんだ。