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Jアラートは、防災無線やスマートフォンなどから発出される緊急速報です。
これまでに地震や訓練などでJアラートを経験したことがある方もいるかもしれません。Jアラートが鳴ったとき、どんな行動や対応を取れるかによって自分や家族の命を守れるかどうかが決まります。
この記事では、Jアラートの警報の種類やアラーム作動時の対応などを解説します。
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Jアラートとは
Jアラートとは、緊急地震速報やテロ攻撃のように対処まで時間の余裕がない災害や事態が発生した際に、市町村の防災無線やスマホなどを通して私たちに警報が届くシステムです。「全国瞬時警報システム」とも呼ばれています。消防庁が開発し、2007年から自治体に設備の導入が始まりました。
弾道ミサイルのような国民保護に関する情報は内閣官房から、緊急地震速報や津波警報などは気象庁から発出されます。
消防庁の送信設備を通して全国の都道府県や市町村に送信され、屋外スピーカーからアラームが鳴ります。同時に国から携帯電話会社にも情報が配信され、携帯電話利用者にエリアメールや緊急速報メールを通してアラームが鳴ります。
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Jアラートのメリットには、瞬時に情報収集できることや、テレビやラジオがなくても受け取れることなどがあります。
自治体ごとにJアラートの訓練やテストを定期的に行っていて、最近では2022年8月10日にJアラート全国一斉情報伝達試験が実施されました。
Jアラートに対応している災害の種類と対応
Jアラートに対応している災害は「国民保護関係情報」「気象、地震関係の情報」に分けられます。それぞれの詳細と、発令時の対応は次のとおりです。
〈国民保護関係情報〉
アラート発令時の対応については以下のようになります。
●屋外にいる場合
・近くの建物や地下街などの屋内に避難する
・自動車を運転しているときは、道路以外の場所にできるだけ安全に停車する(緊急車両の妨げにならないように車のカギはつけたままにする)
●屋内にいる場合
・ドアや窓をすべて閉める
・ガス、水道、換気扇を止める
・ドア、壁、窓ガラスから離れる