
スペイン、ペデネス地方の中心、サンタ・フェ・デル・ペデネスの生産者「ジロ・リボ」のエクスポートディレクター、マーク・クラプス氏が来日し、セミナーを開催した。

ジロ・リボは1950年代はブランデー「レミー・マルタン」用に蒸留酒を造っていたが、1980年にはレミーマルタンとのジョイント・ベンチャーでカバ造りを開始。2000年に独立した3代続く家族経営の生産者だ。
ワイナリーのあるサンタ・フェ・デル・ペデネスは地中海に近く、暖かな地中海気候と北にあるモンセラという山から冷涼な風が吹き、ミクロクリマを生み出す。
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所有する二つ、合計100ヘクタールの畑はワイナリーから5キロ圏内。「収穫してから搾汁までをスピーディーに行うことができ、酸化させないという好条件を有しています」
2021年からは有機認証も取得したという。
今回三つのワインをテイスティングした。

(左から)
『マーレ グラン・レセルバ 2017年』(3080円)。ワイン名は“偉大なる母へ”という意味を持つ、5年熟成のブリュット・ナチュール(ドザージュ2g/ℓ)。チャレロ65%、マカベオ30%、パレリャーダ5%。主体となるマカベオは「ペデネスの土着品種で、しっかりしたストラクチャ―をワインに与えます」