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楽天・則本昂大 チームを助けた106球完投劇/チームリーダーの2022年

週刊ベースボールONLINE


エースの働きが期待される

 シーズン最終盤で、その真価を発揮した。9月27日のオリックス戦(京セラドーム)。先発した則本昂大は9回を投げ3安打1失点と好投。今季初の完投勝利をマークし、2年連続8度目の2ケタ勝利となる10勝目を飾った。

 チームは8連戦中。使い詰めだった中継ぎ陣の疲労もピークに達していた。「今日は中継ぎを休ませたい気持ちがあった。初回から飛ばしていけるところまでいこうと思って投げていった」と強い決意を胸に向かったマウンドだった。初回一死、太田椋を今季最速となる156キロの直球で空振り三振。自慢のフォークやスライダーに加え、中盤以降は緩急もつけて106球を投げ切った。5点リードで迎えた9回二死無走者では、吉田正尚を最速タイの156キロ直球で中飛に仕留めた。石井GM兼任監督も「質の高いボールを1球目から100何球目まで投げてくれた」と手放しでたたえた。

 今季は、21試合に登板しチーム最多の10勝(8敗)、防御率3.53。同オリックス戦では自身3連勝も果たした。CS争いへ負けられない戦いが続いた終盤に、勝負強さを発揮。今季の目標に掲げたリーグ優勝は果たせなかった。だが、選手会長、エースとしての責任は果たした。

 昨季は直球の威力を上げるためにワインドアップを解禁。右腕は時にはメジャー・リーグの投手も動画などで研究し、毎年のようにマイナーチェンジを加え、さらなる進化を目指してきた。32歳で迎える2023年シーズンも、先発陣の柱として活躍してくれるだろう。

写真=BBM
 
   

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