
ワインボトルを横置きにしてラベルを見せて収容しつつ、庫内両サイド上下一列に配備されたLEDでショーアップ。ひと目見たら忘れられないインパクトのワインセラー『ファンヴィーノ ブリリアント』の画期的なデザインは、2020年度グッドデザイン賞を受賞。ここでは、モダンフレンチとワインレストランの2軒の導入事例から、セラー採用の経緯とユーザーの声をリポートする。
『Élan』客席へのアプローチに3台ワインボトルを印象づける

「Élan」オーナー・シェフの宮本英也氏。「『ファンヴィーノ ブリリアント』を導入してから、セラー見たさに毎朝出勤するのが楽しくなりました!」と言う
2015年東京・恵比寿にオープンした「Élan(エラン)」は、オーナー・シェフ宮本英也氏の研ぎ澄まされた感性が細部にまで宿るフレンチレストラン。小学生の時から画才に恵まれ、中学卒業後、絵の勉強で渡仏し食文化に魅せられた宮本氏は、名店「シェ松尾」グループを統括する要職を25年間勤め、ついに自身の牙城を築いた。
店舗面積は約20坪、カウンター6席・テーブル席14席の計20席。店舗デザインからレイアウト、ミュージアムさながらの装飾にいたるまで宮本氏自らが手掛け、食材の“色”をテーマにアーティスティックなコース料理を展開する。
広告の後にも続きます
そんな宮本氏は今年8月、念願だった3台の『ファンヴィーノ ブリリアント143』を導入した。
「あるショップで実機を見てそのデザインと美しさにひと目惚れし、即購入を決めました」
設置スペースは、既存の2台の大型セラーを配していたエントランス入って右手のスペース。対面にはワイングラスラックがあり、入店したお客は右手にワインセラー、左手にワイングラスを見ながら客席フロアへとアプローチを進む。

店内への広々としたアプローチは、前面排気のためセラーを背面に寄せて設置が可能な『ファンヴィーノ ブリリアント』のメリットが生かされている
「コロナ禍以降、お客さまがペアリングコースやバイ・ザ・グラスよりボトルオーダーを好む傾向がありました。入店してすぐ、横並び3台の『ファンヴィーノ ブリリアント』による視覚的なインパクトは、ボトルオーダーをさらに促しているようです」
3台のセラーは、シャンパーニュやペアリングコース用、白ワイン、赤ワインと使い分ける。チーム体制は宮本氏含む4人体制で、ワインサーブはソムリエ以外にシェフ自ら行うことも。ラックの引き出しが非常にスムーズな『ファンヴィーノ ブリリアント』なら、ピーク時でもオーダーを受けてから該当アイテムを探し出すのが誰でも容易で、スマートなワインサーブが可能になったという。
