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旭化成ホームズに聞いた「在宅避難」の3つのポイント

防災ニッポン

国土交通省「重ねるハザードマップ」を使って自宅周辺にどんな種類の災害のリスクがあるのかを事前に確認しておくことで、災害時にすぐに避難すべきか、自宅にとどまるべきかを想定することができます。
ハザードマップについて、詳しくは過去の記事をご覧ください。
やってみよう!スマホでハザードマップを確認する

さらに、災害時には洪水害予測・河川氾濫リアルタイム情報を確認することができる「キキクル」などで対策を練りましょう。
キキクルについて、詳しくは過去の記事をご覧ください。
キキクルならリアルタイムでわかる!見方と防災につなげるコツ

こうしたデータを参考に避難が必要と判断したら、市町村内の避難指示が出る前に避難を開始することも選択肢のひとつです。津波や洪水、火砕流など状況によっては「危険を感じてから逃げる」のでは間に合わないことがあります。移動するタイミングが早ければ早いほど、避難する場所や方法にはさまざまな手段が残されています。「まだ近所の人は逃げていないし……」と周囲を見て決めるのではなく、避難情報やハザードマップなどを参考に、自分が避難するタイミングを決めましょう。

その家が安全であること

そもそも「避難」とは「難を知り、避ける」ことが原則。場合によっては一度避難をしたのちに、自宅へ戻り在宅避難をするという状況もあり得ます。避難所などに一時避難した場合も、その後安全であることが確認できたら自宅に戻り、在宅避難をすることも検討してみましょう。
そのとき注意が必要なのが「その家が安全かどうか」です。
家自体の耐久性や耐震性を把握しておくことで、「一時避難のあと、安全性が確認できたら戻る」という選択肢をとることができます。

その部屋が安全であること

部屋が安全かどうかについては、地震の際、置いている家具がどのような危険をはらんでいるのか想定しておくことも大切です。「倒れなさそう」だと思っていても、家具が水平に移動したり、時には壁をぶち破って隣の部屋にまで移動してしまったりすることもあります。また、倒れた家具がドアを塞ぎ、逃げられなくなってしまうことも。

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そこで、事前に家具の置き方を工夫したり、縦揺れにも強いネジで止めるタイプの金具を使用し家具を固定したりしておくことが重要です。さらに、棚などの扉が観音開きの場合、地震を感知して自動的に扉を開かなくする耐震ラッチがあると、収納されたものの落下を防ぐことができます。

在宅避難をする場合の3つのポイントとは?

在宅避難をすることになったら、災害後も暮らせるかどうかがポイントとなります。
具体的には、食料と水、電気などのエネルギー、トイレの3点の備えです。それぞれチェックをしていきましょう。

(1)食料と水

(画像提供:旭化成ホームズ株式会社)

まずは3日分の食料と水を準備することから始めてみましょう。

その際、すべて災害用保存食で揃えるのではなく、日常的に食べている常温保存食を多めにストックして古いものから食べながら補充する「ローリングストック」も推奨されています。
まずは普段食べている日持ちする食材を少し多めに購入し、パントリーなどに残数がわかるように見やすく並べておくことから始めてみましょう。古いものが手前になるように並べると管理しやすいです。
食品の残数や消費期限をすべて管理するのは大変ですが、普段から手に取りやすい場所に置き、パッと見てすぐに残数が把握できれば、自然と備蓄ができることになります。

ローリングストックについて詳しくは過去の記事もご覧ください。
初めてでも失敗しないローリングストックのコツ

(2)エネルギー

災害時には電気やガスのライフラインが被害を受けて供給されない事態も考えられます。エネルギーを確保する方法としては、太陽光発電や蓄電池があります。

蓄電池は災害時に役立つだけでなく、平常時は太陽光で昼間発電した電気を夜に使うことで電気代を節約できるメリットもあります。容量5.6kwh・最大1500W供給可能なものを使用すれば、災害時に停電になった場合でもテレビで災害情報を確認したり、スマートフォンを充電したり、電気ポットや電子レンジなどで温かい食事をとることもできます。

さらに、エネルギーが途絶えた時のために、以下のような備蓄があると安心です。

●電気
・乾電池
・LEDライト
・うちわ
・使い捨てカイロ

●ガス
・カセットコンロ
・カセットボンベ

●水道
・ペットボトル(人数×20L)
・ポリタンク

(3)トイレ

(画像提供:旭化成ホームズ株式会社)

災害時に多くの人が困るのが、トイレの問題だと言われています。水道が止まってしまうとトイレを流すことができなくなります。
その対策としては、日ごろから浴槽に水を溜(た)めておくことで、排水管が無事であればその水で流すことができます。大地震では排水管が破損することも多くあるため、特に集合住宅では流す前に壊れていないかどうか注意が必要です。
排水管が壊れて水が流せない場合には、携帯トイレや簡易トイレで対応します。

携帯トイレを備蓄する目安は、1日5回×1週間×家族の人数です。凝固剤や防臭袋がセットになった携帯トイレがあれば、吸水性や臭いの面でも安心です。携帯トイレの準備があることでより在宅避難がしやすくなるはずです。

携帯トレイの備蓄がない場合には、新聞紙やゴミ袋などで簡単に作ることができますので、普段から作り方を確認し、材料を準備しておくと良いでしょう。
簡易トイレの作り方について、詳しくは過去の記事をご覧ください。
非常時に家にあるものでできる!簡易トイレの作り方

まとめ

災害時に在宅避難ができるかどうかは、普段からハザードマップなどで「わが家にはどのような災害の危険があるのか」を把握し、そして備えをしているかで決まります。まずは皆さんのご自宅が在宅避難できる条件を満たしているのかどうかを確認しましょう。そして、在宅避難が選択肢に入るための3つのポイントを準備しておきましょう。

<執筆者プロフィル>
松本果歩
フリーランスライター

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