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主将で初CS「ワクワクしています」DeNA・佐野がポストシーズンへ意気込み

ベースボールキング

◆ 安心&好相性のホーム横浜で阪神を迎え撃つ

 DeNAのキャプテン・佐野恵太が8日から始まる『2022 JERA クライマックスシリーズ セ』を前に意気込みを語った。

 「まずはすごくワクワクしていますね。キャプテンとして初めてのクライマックスシリーズでもあるので、チームを勢いに乗せるようなプレーをしていきたいです」と第一声。3年前のCSでは代打での出場のみで「悔しかったなと思いがあるくらいで、あまり覚えていない。気持ちとしては初めてクライマックスシリーズに出るような感じ」と目を輝かせた。

 レギュラーシーズンは前年最下位から2位にジャンプアップ。優勝には届かなかったが、独走していたヤクルトに迫り見せ場もつくった。佐野は「優勝はできなかったですけれども夏場の連勝だったり、そういったものは去年までとの自分たちとは違うんだというものを、選手全員が感じていることだと思いますし、成長できているとは思う」と手応えを口にし、「もっともっと強いチームになるためにこのクライマックスシリーズ、短期決戦でもしっかりと戦えるチームになっていきたいなと思います」とファーストステージ突破に意気込んだ。

 個人成績については「打撃成績全体を見るとまずまずなのかなと思いますし、やっぱりキャプテンとして全試合出場したかったとの思いが強い」と故障離脱したことへの悔しさを滲ませた。それでも、最多安打のタイトルを獲得したことには「素直に嬉しいですし、僕の後ろを打つ牧、宮﨑さん、ソトだったりそういった打者の存在っていうのも、最多安打のタイトルを取れたということにかなり影響しているので、感謝の気持ちをすごく持っています」と話した。

 CSの舞台は今季貯金「10」を稼いだ“ホーム”横浜スタジアム。チームを先頭で引っ張ってきたキャプテンは「僕自身は横浜スタジアムがすごく好きで、帰ってきたら安心する。ホームグラウンドに帰ってきて試合できるのは本当に嬉しく毎回思ってますし、やっぱりこれだけホームで勝てるようになってくると、選手も横浜スタジアムが戦いやすかったり、相性も感じている」と地の利もあると強調した。

 三浦監督も「やってくれるはず」と期待する安打製造機が、反撃を体現する一打を放っていく。


取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

 
   

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