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平日夕方に訪れた観客は1671人。なでしこフィーバーを知る熊谷紗希の決意「ピッチの上でやるべきことはたくさんある」

SOCCER DIGEST Web

[国際親善試合]日本女子代表 2-0 ナイジェリア女子代表/10月6日/ノエビアスタジアム神戸

 木曜日の15時。決戦の地ノエビアスタジアム神戸に足を踏み入れると、まばらに観客が入っていた。これから少しずつ増えるのだろうか。そう思って見ていたが、30分、1時間が経ち、やがてキックオフの16時半になっても、見た目ではほとんど変わらなかった。後半終盤に発表された公式入場者数は1671人だった。

 なでしこジャパンの試合になかなか人が集まらない。ほぼ国内組で臨んだ今年7月のE-1選手権では、タイトルを懸けた中国との最終戦でも観客は901人に留まった。

 昨年9月には日本初の女子プロサッカーリーグがスタート。SNSのコンテンツにも力を入れ、「なでしこプロフ帳」と題した選手のプライベートな一面が垣間見える新企画を実施するなど、課題改善に取り組んでいる。しかし、数字に直結しているとは言い難い。

 キャプテンの熊谷紗希はナイジェリア戦後、率直な思いをこう語った。
 
「平日のこの時間でなかなか集まるのは難しい時間帯なのかなとは思う。それでももっともっと人が増えるように、見てくれる人を増やせるように、やっぱり自分たちが選手としてピッチの上でやるべきことはたくさんあるし、まず見たいと思ってもらえるように。

 チームとしてはもっともっとプロモーションというか、『試合がある』という、そういうところもできることはあるのかなと思うので。平日のこの時間に集まってくれていたのは本当にありがたいけど、もっともっと集まってもらえるように、選手としてできることはやっていきたい」

 11年前のドイツ・ワールドカップ優勝の立役者の1人であり、なでしこフィーバーも身をもって体感しているだけに、思うところは人一倍あるはずだ。

 熱狂を再び呼び起こし、ブームではなく文化として定着させるために――。まずは、魅力あるプレーでファンに訴え続けていかなければならない。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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