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よゐこ・濱口優、バラエティーがつまらなく感じた過去や「松竹芸能」の魅力を語る<ダウンタウンDX>

WEBザテレビジョン

よゐこ・濱口優が、10月6日(木)、13日(木)の2週にわたり「ダウンタウンDX」(毎週木曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)に出演する。その放送に先駆け、濱口に直撃取材を行なった。

■10月6日(木)、13日(木)放送の「ダウンタウンDX」はどんな内容?

10月6日(木)、13日(木)放送では「お笑い戦国時代!勢力拡大 国盗り合戦 秋の陣」をテーマにサンミュージックプロダクション、松竹芸能、ソニー・ミュージックアーティスツ、プロダクション人力舎、マセキ芸能社、吉本興業に所属するお笑い芸人が集結。一同は、事務所の勢力を拡大すべく、各事務所の素晴らしい所を存分にアピールしていく。

収録を終えた濱口はにこにことインタビューに回答。濱口は芸人の仕事が「すごく楽しい」と話す一方で、芸人として行き詰ってしまい、「テレビを見るのもつらかった」という過去があったことを取材の中で明かした。その他にも子供が誕生したことで起きた自身の変化などをたっぷりと聞いた。

■収録で感じた芸人たちの面白さ

――収録を終えた感想を教えてください。

久しぶりにたくさんの芸人仲間との収録だったのですが、芸人がたくさん集まるというのはすごく楽しいなと感じました。メーク室も収録の合間にみんなでたわいのない話をすることも楽しいですし、何か特別なことをしているわけではないのですが、一緒の空間にたくさんの芸人仲間がいることが本当に楽しかったです。

収録の内容で言えば、各事務所にいろいろな問題がありつつも、それをマイナスエピソードとしてそのまま伝えるのではなく、面白おかしく笑いに変えながら話すことは芸人ならではなので、「やっぱり芸人って面白いな~」と改めて思いました(笑)。

あとは、「そんなシステムがあるんや~」「人力舎の稽古場って奇麗なんだ~」「サンミュージックはいろいろあったけど…、なんだかんだ絆があっていいな」など、他事務所のことを知ることができて面白かったです!

――1番印象的だったエピソードは?

全部面白かったので、一番を決めるのは難しいですが、松本(人志)さんが事務所の後輩の舞台を見に行っているという話には驚きました。

あとは(ブッチャーブラザーズ)ぶっちゃあさんの話ですね。人力舎に所属しているオアシズ(光浦靖子、大久保佳代子)と仕事で一緒になるたびに、彼女たちからよくぶっちゃあさんの話を聞いていたんです。

それに加えて、仕事の収録現場にもよくぶっちゃあさんと人力舎の玉川(善治)社長が来ていたので、僕の中ではぶっちゃあさんは「人力舎所属」というイメージが強いです。でも今、ぶっちゃあさんは、サンミュージックで芸人として活躍されているので、人力舎からサンミュージックに移動するということもあるのだなと思いました。

■濱口優が芸人になったきっかけとは?

――濱口さん自身が芸人になったきっかけを改めてお伺いしたいです。

学生時代って学生ならではの面白いノリってあるじゃないですか。僕自身もそれがすごく楽しくて毎日がとても充実していたんです。でも、「こんな面白い高校生活で、こんな面白いやつらがたくさんいて、こんな面白いことはこの先ないんじゃないか」と考えるようになって、今が人生の面白さのピークなんじゃないかとふと思った時があったんです。

社会に出たらきっと真面目なことばかりだし、今の面白い生活に比べたらつまらなくなってしまうんだろうなと思い始めるのと同時に、今以上に何か面白い場所はないかと探した結果、「お笑いの世界しかない!」という答えにたどり着き、芸人になりました。

――濱口さんが入った当初の芸人の世界と現在の芸人の世界では、何か変化はありましたか?

放送されていないだけで、収録中にはテレビでは言えないような話が芸人たちからたくさん飛び出していたんです(笑)。

誰かが言ってはいけないことを言って、芸人たちが笑って収録が盛り上がるけど、放送ではカットというのが昔は普通にあったのですが、今は時代に合わせてそれがどんどんなくなっていて、最近では、芸人は面白さを求められつつも、真面目なことを求められることが多くなってきた気がします。

芸人ならではのハチャメチャなエピソードや行動が減っていることが寂しくもあり、時代だから仕方ないなと思う部分もあります。

■松竹芸能の魅力は「アットホーム」

――長年芸人を続けているためのモチベーションなどがあれば教えてください。

僕は大好きだったお笑いの仕事がしんどくなってしまい、自分のことしか考えられなくなった時期が過去にありました。僕以外の誰かがウケていたら悔しいなと思っていたし、その当時は、バラエティーが本当につまらなかったんです。

そんな時、立ち止まってふと考えるようなタイミングがあって、「あれ? 僕ってこんな人間だっけ?」と疑問に思うようになったんです。学生時代には僕よりも面白い友だちもたくさんいたし、僕はそれを見てゲラゲラ笑っていたことを思い出してから、それまで苦痛だったバラエティーがすごく面白くなっていきました。

同時に「自分が面白い人に会いたい」「面白い場所にいたい」という気持ちで芸人を目指した僕にとって、面白い人と出会えることや面白いと思える場所にいられるということ自体が、芸人を続けるためのモチベーションになっていると気付くことができました。

なので、最近はテレビで見掛けたことのある後輩芸人に会うと、「テレビの人や~!」「こんな子だったのか!」とテンションが上がってしまうことがよくあります(笑)。

――濱口さんから見た「松竹芸能」ならではの魅力を教えてください。

松竹は所属する芸人やマネジャーなど事務所全体がすごくアットホームです。本来であれば、みんなライバルですし、多少ギクシャクしたりするものですが、松竹はそういうことがなく、芸人同士もすごく仲よしです。

後は他の事務所に比べて、ヒコロヒーだったり、キンタロー。だったり、女の子の芸人がぽんと育ちやすいというのが特徴です、なぜかは分からないんですけれど…。事務所の偉い人たちがそろって「ウチは女の子がブレークしやすい」「女の子が育ちやすい現場や」ってよく言っていますね。

――お話を聞いていて濱口さんはいろいろな方に気を配っているという印象を受けたのですが、昔からそうだったのでしょうか?

昔は今よりは周りを気に掛けるようなことはできていなかったです。若い頃はとにかく「ナメられたらいかん」とずっと必死に気を張っていました(笑)。

西の芸人VS東の芸人など、対立させるような番組も多かったので、「東の芸人がネタをやっている時は絶対に笑わへん!」「トークつぶしたる!」と闘争心でいっぱいでしたし、人を気に掛ける余裕がなかったです。

その当時は闘争心をむき出しにすることが、僕にとって大事なことだったんだと思うのですが、正直、今の方がすごくやりやすいです(笑)。今は西も東も関係なく「みんなのネタもトークも全部ウケてくれ~」と思って応援しています。


■子どもが生まれたことによる変化を明かす

――有野(晋哉)さんとされるコンビでの仕事と濱口さんだけの仕事では、自身のポジションを変えていたりするものですか?

基本的に僕は何も変わらないんですよね。コンビの仕事の時は打ち合わせをしながら、僕が出なければならない時は僕が出て、逆に僕が出ない方がいいなと思う時は有野が出る場合もあります。その辺はコンビなので、臨機応変にやっています!

そんな感じでピンの時も番組の打ち合わせによって、自分がどうあるべきなのかを決めることが多いかもしれません。

――お子さんが生まれて大きな変化があったかと思います。濱口さんは子育てにどのように関わっていらっしゃるのでしょうか?また子育ての理想などがあれば教えてください。


意識的な変化で言えば、とにかく奥さんが心配でしょうがないですね。ずっと一日中、子どもの面倒を見ているので、「子育てってこんなに大変なんだ」と改めて実感したのですが、僕は仕事に行くことで家を出たら気持ちが仕事に向くので、気持ちがいつでもリセットされるんです。

でも、奥さんはリセットされるタイミングがほぼなく、育児のことだけを考えて子どもとずっと一緒にいるので、どこかしらにストレスはあるんでしょうけれど、そんなふうには見せないんです。なので、なおさら心配でたまらないです。

少しでも奥さんの負担を減らせるように、基本的に仕事がない日や仕事が終わって帰った時は、僕が進んで育児をしながら、子どもと過ごすようにしています。僕自身は僕にできる限りのことをやってはいるのですが、「僕はちゃんと父親として、そして彼女の夫としてちゃんとやれているのかな」とは考えることはできても、実際のところは奥さんに聞かないと分からないです。

だからこそ、「僕は家事も育児もちゃんとやってます!」と断言はできませんが、仕事から帰ってきて、「疲れているから僕は何にもしません!手伝いません」ということだけはしていないと断言できます。

――貴重なお話ありがとうございました。最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

僕はテレビとかラジオとかでお笑い芸人さんたちが楽しくしているのを見たり、聞いたりして、「ええな、楽しそうで。僕もこんな世界に行ってみたい」と思ってお笑いの世界に飛び込みました。そんな経緯もあり、今回の「ダウンタウンDX」を見て、少しでも視聴者の方が、僕が学生時代に思ったことを感じてくれたらいいなと思っています。

なんだかんだ、どの事務所に入ったとしても、「どの芸人も笑っていて結局楽しそうじゃん!」と僕自身は収録をしていて感じたので、皆さんにも「お笑い、楽しそうじゃん」と思っていただければうれしいです! ぜひご覧ください。

 
   

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