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日本ハム・ポンセ 偉業を達成したムードメーカー/助っ人選手通信簿

週刊ベースボールONLINE


球団外国人投手で初のノーヒットノーランを達成したポンセは来季の契約延長も決まった

 日本ハムの「投げるポンセ」は、来日1年目から異国の野球への適応能力の高さを見せた。ポンセが最も輝いたのは、8月27日のソフトバンク戦(札幌ドーム)だろう。プロ野球史上87人目、通算98度目、球団の外国人投手で初めてのノーヒットノーランを達成。「やっちゃいました」。いつも陽気で、ムードメーカーの助っ人は笑った。

 今季11度目の先発で偉業達成を果たした。ポンセにとっても、待ちに待った先発だった。登板前日に「本拠地のファンの前で投げられるのが非常に楽しみ」と話したように、本拠地での先発が初めてだった。4月に日本デビューしてから先発してきた10試合は、いずれもビジター。ようやく巡ってきたホームでの先発に、テンションは上がっていた。

 150キロ超えの直球、カットボール、ツーシームを駆使して徐々に安定した投球内容を続け始めた頃に訪れた、本拠地初登板だった。ソフトバンク打線を力のあるボールでねじ伏せながらも、さすがに9回は「吐きそうなくらい緊張した」。思い返したのは父が言っていた「やり続ける」ことの大事さ。最後まで我を見失わずに大記録を完遂した。

 ポンセは普段からチームメートに気さくに声を掛けて積極的にコミュニケーションを取り、早い段階でチームになじんでいった。2019年プレミア12で米国代表として来日して東京ドームで投げたことをきっかけに、日本でのプレーを志していたポンセ。3勝に終わったが、来季のさらなる飛躍を感じさせるパフォーマンスを見せてくれた1年だった。

写真=BBM
 
   

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