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仮面の女子プロレスラー、ハイパーミサヲが明かす壮絶な過去。大学時代に青山霊園から緊急搬送されるなど「どん底でした」

web Sportiva

■『今こそ女子プロレス!』vol.8
ハイパーミサヲ 前編

(vol.7:未勝利のプロレスラー月山和香が、リングを生きる場に選んだ理由>>)

 唐草マントに、バッドマン風の仮面、緑色のコスチューム。甲斐バンドの『HERO(ヒーローになる時、それは今)』に合わせて入場すると、彼女は観客にハイタッチをしながらにこやかにリングサイドを駆け巡る。

「会場にお集まりの大きいちびっ子たち、こーんーにーちーはー! 東京女子プロレス、愛と平和を守るニューヒーロー、ハイパーミサヲのお出ましだー!」

 2018年5月3日、東京女子プロレス後楽園ホール大会でも、彼女の陽気なキャラクターは健在だった。ただ、いつもと違うのは、対角線に立つ相手がデスマッチのカリスマ、葛西純だったということ。2014年7月、引きこもりだったハイパーミサヲは、偶然観たDDTの路上プロレスをきっかけにプロレスラーを志した。その試合に出場していたレスラーのうちのひとりが、葛西純。彼女にとって、葛西はいわばヒーローそのものだ。


2018年5月に葛西純(下)とエニウェアフォールマッチを行なったハイパーミサヲ(写真提供:東京女子プロレス)

 引きこもり時代、生きるために最低限のカロリーを摂取するため、毎日チョコシュークリーム1袋だけを食べていたというハイパーミサヲ。この日のエニウェアフォールマッチに、「チョコシュー1袋食べきられなければフォールカウント無効ルール」を加えることを提案した。

 ゴングが鳴る。ひたすらチョコシューを食べ続ける2人。葛西はチョコシューを食べきることができず、ハイパーミサヲを抑え込むもレフェリーはカウントを取らない。フォールカウントを取れないとなれば、ギブアップを狙うしかない。関節技をガンガン仕掛ける葛西。シュールな試合展開が続く。

 ロビーに飛び出したハイパーミサヲは、自ら装飾したド派手な自転車で葛西を轢こうと試みる。しかし、パイプ椅子を組み立てた城に激突し、自爆。それでも彼女は諦めない。再び自転車に乗って会場に現れ、自転車に乗ったまま2階から階段を駆け下りる。着地に失敗し、倒れ込むハイパーミサヲ。茶番のようだが、葛西を確実に翻弄していく。

 しかし、ラダーとテーブルを使ったハードコアな展開になると、やはり”カリスマ”葛西には太刀打ちできない。チョコシューを食べきった葛西が、パールハーバースプラッシュでフォールを決めた。

 葛西がマイクを持つ。

「引きこもりの時に食べてたシューチョコは味もなにもしなかったと思うけど、今日リング上で食べたシューチョコの味はどうだった? 最高の味だったろ? 生きてるって感じがしたろ? それがプロレスのリングの魔力ってもんだ」

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